方法 : Team Foundation Server Proxy のバージョン管理のキャッシュを有効にする

更新 : 2007 年 11 月

Team Foundation Server Proxy をインストールしたら、Team Foundation Server アプリケーション層サーバーのバージョン管理ファイルのキャッシュを管理するように構成できます。また、現在または今後の追加的なアプリケーション層サーバーについて、キャッシュを有効にすることもできます。これらのタスクを実行するには、プロキシ サーバーの Proxy.config ファイルを編集します。Proxy.config ファイルは、プロキシのインストール ディレクトリに含まれています。

ms400735.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

プロキシの既定のインストール ディレクトリは、...\Program Files\Microsoft Visual Studio 2008 Team Foundation Server\Web Services\VersionControlProxy です。

プロキシのインストールの詳細については、Microsoft Web サイトで入手できる Team Foundation のインストール ガイドを参照してください。

ms400735.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Team Foundation Server Proxy を構成した後で、Team Foundation Server Proxy を使用するように Team Foundation クライアントを構成する必要があります。詳細については、「方法 : Team Foundation バージョン管理を構成してプロキシ サーバーを使用する」を参照してください。

必要なアクセス許可

この手順を実行するには、Team Foundation Server Proxy サーバーの管理者セキュリティ グループのメンバである必要があります。

Team Foundation Server Proxy をインストールした後でバージョン管理のキャッシュを有効にするには

  1. Team Foundation Server Proxy コンピュータで、Windows エクスプローラを開き、プロキシのインストール フォルダに移動します。

  2. テキスト エディタまたは XML エディタで Proxy.config ファイルを開きます。

    ms400735.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    管理資格情報を使用してログオンした場合でも、Windows Server 2008 を実行中のサーバーに対してこの機能を実行するには、管理者としてメモ帳を開く必要があります。管理者としてメモ帳を開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[メモ帳] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。

  3. <Servers> ノード、<Server> 要素、および <Uri> 要素を見つけます。

  4. @H\_TFSSERVER@ トークンを見つけ、Team Foundation Server アプリケーション層サーバーの URL に置き換えます。URL の末尾にコロン (:) およびポート "8080" を追加します。

    ms400735.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    ポート 8080 は、Team Foundation Server Proxy とアプリケーション層との間の通信用に定義されたポートです。

    たとえば、次の行は、適切な置換を行った後の <Uri> 要素を表します。

    <Server> 
        <Uri>http://ApplicationTierServerName:8080</Uri>
    </Server>
    
  5. 複数の Team Foundation サーバーのファイルをキャッシュするように Team Foundation Server Proxy を構成するには、各サーバーに対応する <Server> セクションを追加し、適切な値を指定します。

    <Server>
       <Uri>http://ApplicationTierServerName:8080</Uri>
    </Server>
    
  6. (省略可能) Proxy.config ファイルで、次のキャッシュ設定を変更することもできます。

    • 別のキャッシュ ルート フォルダを指定する。

    • プロキシが古いファイルを削除するタイミングを変更する。

    • 古いファイルが削除されたときに解放するキャッシュの量を変更する。

    詳細については、「方法 : Team Foundation Server Proxy のキャッシュ設定を変更する」を参照してください。

  7. Proxy.config ファイルを保存して閉じます。

  8. IIS を再起動します。これを行うには、コマンド プロンプト ウィンドウを開き、「iisreset」と入力し、Enter キーを押します。

    ms400735.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    管理資格情報を使ってログオンした場合であっても、Windows Server 2008 を実行中のサーバーに対してこの機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプトを開く必要があります。昇格した特権のコマンド プロンプトを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。

    最新の Proxy.config ファイルが取得されます。

追加的なサーバーのキャッシュを任意の時点で有効にするには

  1. Team Foundation Server セットアップ アカウント (Domain\TFSSETUP など) を使用して、Team Foundation Server Proxy サーバーにログオンします。

  2. Windows エクスプローラを開き、プロキシのインストール フォルダに移動します。

  3. Proxy.config ファイルを見つけ、メモ帳などのテキスト エディタで開きます。

    ms400735.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    管理資格情報を使用してログオンした場合でも、Windows Server 2008 を実行中のサーバーに対してこの機能を実行するには、管理者としてメモ帳を開く必要があります。管理者としてメモ帳を開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[メモ帳] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。

  4. <Servers> ノードを見つけ、キャッシュを有効にする各 Team Foundation Server の URL を指定する <Server> セクションを追加します。

    <Server>
       <Uri>http://ApplicationTierServerName:8080</Uri>
    </Server>
    
  5. Proxy.config ファイルを保存して閉じます。

  6. IIS を再起動します。これを行うには、コマンド プロンプト ウィンドウを開き、「iisreset」と入力し、Enter キーを押します。

    ms400735.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    管理資格情報を使ってログオンした場合であっても、Windows Server 2008 を実行中のサーバーに対してこの機能を実行するには、昇格した特権でコマンド プロンプトを開く必要があります。昇格した特権のコマンド プロンプトを開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。詳細については、Microsoft Web サイトを参照してください。

    最新の Proxy.config ファイルが取得されます。

参照

処理手順

方法 : Team Foundation Server のバージョン管理のキャッシュを無効にする

方法 : パフォーマンス モニタを使用してキャッシュのパフォーマンスをチェックする

Team Foundation Server Proxy のトラブルシューティング

概念

Team Foundation Server Proxy の Web.Config ファイルの設定