整数型 (Integer) (Visual Basic)

-2,147,483,648 から 2,147,483,647 までの符号付き 32 ビット (4 バイト) の整数を保持します。

解説

Integer データ型は、32 ビットのプロセッサでパフォーマンスが最大になります。 他の整数型では、メモリとの間の読み込みと格納により長い時間がかかります。

Integer の既定値は 0 です。

プログラミングのヒント

  • 相互運用の考慮事項。 オートメーション オブジェクトや COM オブジェクトなど、.NET Framework 用に作成されていないコンポーネントを使用する場合、他の環境では整数型 (Integer) のデータ幅 (16 ビット) が異なることに注意してください。 そのようなコンポーネントに 16 ビットの引数を渡す場合は、新しい Visual Basic のコードで、整数型 (Integer) ではなく短整数型 (Short) として宣言します。

  • 拡大変換。 Integer データ型は、Long、Decimal、Single、または Double に拡大変換されます。 これは、System.OverflowException エラーを発生させることなく、これらの型のいずれかに Integer を変換できることを意味します。

  • 型宣言文字。 あるリテラルにリテラルの型文字 I を付けると、そのリテラルは Integer に変換されます。 ある識別子に識別子の型文字 % を付けると、その識別子は整数型 (Integer) に変換されます。

  • Framework のデータ型 .NET Framework において対応する型は、System.Int32 構造体です。

範囲

整数型の変数をその型の範囲外の数値に設定しようとすると、エラーが発生します。 小数に設定しようとすると、最も近い整数値に丸められます。 2 つの整数値に等しく近い場合は、最も近い偶数の整数に丸められます。 次に例を示します。

' The valid range of an Integer variable is -2147483648 through +2147483647.
Dim k As Integer
' The following statement causes an error because the value is too large.
k = 2147483648
' The following statement sets k to 6.
k = 5.9
' The following statement sets k to 4
k = 4.5
' The following statement sets k to 6
k = 5.5

参照

参照

データ型の概要 (Visual Basic)

System.Int32

Long 型 (Visual Basic)

Short 型 (Visual Basic)

データ型変換関数 (Visual Basic)

変換の概要 (Visual Basic)

概念

データ型の有効な使用方法 (Visual Basic)