Microsoft Test Manager とのインターフェイスの有効化とアップグレードされたチーム プロジェクトへの接続

更新 : 2010 年 7 月

Microsoft テスト マネージャー を使用するには、アップグレードされたチーム プロジェクトに新しい作業項目の種類、テスト ケースおよび共有ステップを追加する必要があります。 チームは、テスト ケースを使用して、Microsoft テスト マネージャー で実行および管理できる手動テストおよび自動テストの両方を定義します。 Microsoft テスト マネージャー は、Visual Studio 2010 Ultimate および Visual Studio Test Professional 2010 で使用できます。これらのテスト ツールは Visual Studio Team Foundation Server に統合されており、組織の他の領域で使用されているものと同じチーム プロジェクトに基づいてテストを定義できます。

作業項目の種類、テスト ケースおよび共有ステップは、MSF (Microsoft Solutions Framework) のプロセス テンプレートに含まれています。 詳細については、次のトピックを参照してください。

新しい作業項目の種類に加え、MSF バージョン 5.0 のプロセス テンプレートに用意されているリンクの種類およびカテゴリを追加する必要があります。 既存の作業項目の種類をカスタマイズして、新しいフィールドが作業項目フォームに表示されるようにする必要があります。 Microsoft テスト マネージャー によるバグまたはコード障害の自動生成をサポートするには、作業項目の種類を指定するマッピング ファイルをアップロードする必要もあります。

重要

配置を Team Foundation Server 2010 に更新した後は、既存のチーム プロジェクトをアップグレードしてください。

このトピックでは、単一のチーム プロジェクトを Microsoft テスト マネージャー でのインターフェイスにアップグレードする手順について説明します。 アップグレード手順を実行した後は、情報を使用して、複数のプロジェクトのアップグレードをスクリプト処理し、新しい機能を組織のカスタム プロセス テンプレートに追加できます。

このトピックの内容

  • 作業項目名、作業項目フィールド、および発生する可能性がある競合について

  • 作業項目の種類の名前変更

  • 作業項目の既存テスト ケースの種類のカスタマイズ

  • プロセス テンプレートのダウンロード: MSF for Agile Software Development v5.0

  • 作業項目トラッキング オブジェクトの追加

  • 作業項目の種類の定義変更

  • Microsoft テスト マネージャーで作成するバグの種類の指定

  • テスト チーム メンバーへのアクセス許可の付与

  • Microsoft テスト マネージャーの起動

必要なアクセス許可

これらの手順を実行するには、次のアクセス許可が必要です。

  • プロセス テンプレートをダウンロードするには、[プロジェクト コレクション管理者] グループのメンバーである必要があります。 必要なセキュリティ アクセス許可が明示的に設定されている場合は、チーム プロジェクト コレクションの [プロセス テンプレートの管理] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。

  • witadmin および tcm のコマンド ライン ツールを実行するには、[Team Foundation 管理者] グループのメンバーであるか、またはプロジェクトの [プロジェクト管理者] グループのメンバーである必要があります。

  • アクセス許可を付与するには、変更するグループのレベルの管理グループのメンバーである必要があります。 たとえば、グループまたはユーザーのアクセス許可をチーム プロジェクトのコレクション レベルで変更する場合は、そのコレクションの [プロジェクト コレクション管理者] グループのメンバーであるか、[コレクションレベル情報の編集] アクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。

詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

作業項目名、作業項目フィールド、および発生する可能性がある競合について

作業項目の種類の定義を変更するときに、次の競合が発生する場合があります。

  • 作業項目の種類の名前が、インポートする必要がある作業項目の種類の名前と競合している。 たとえば、"テスト ケース" とラベルが付けられた作業項目の種類が既にある可能性があります。

    作業項目の種類名の競合を、作業項目の種類の名前を変更するか、既存の作業項目の種類をカスタマイズして解決することで、Microsoft テスト マネージャー をサポートする新しい作業項目コントロールを含めることができます。 詳細については、このトピックの次のセクションを参照してください。

    • 作業項目の種類の名前変更

    • 作業項目の既存テスト ケースの種類のカスタマイズ

  • Team Foundation 配置で定義されている 1 つ以上のプロジェクト コレクション内に、他のチーム プロジェクトで使用されている作業項目の種類に定義されているフィールドがある。 reportable フィールドに割り当てられている属性が、配置におけるチーム プロジェクト間で異なる場合、データ ウェアハウスが処理されるときにデータの競合が発生することがあります。 詳細については、「データ ウェアハウスで発生しているスキーマ競合の解消」を参照してください。

  • 作業項目の種類をインポートするときに、名前の競合を示すエラー メッセージが表示されることがある。 この競合は、Team Foundation の以前のリリースからアップグレードされた配置で頻繁に発生します。 複数のシステムおよびテスト ケースの管理フィールドで表示名が変更された後に、Visual Studio Team Foundation Server 2010 の最終版がリリースされました。 名前が変更されたシステム フィールドには、System.AreaID、System.IterationID、System.HyperLinkCount、System.ExternalLinkCount および System.AttachedFileCount があります。

    このエラーは、作業項目の種類の XML 定義または witadmin changefield コマンド ライン ツールでフィールドの名前を変更することで解決できます。 詳細については、「作業項目フィールドの管理 [witadmin]」を参照してください。

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作業項目の種類の名前変更

作業項目の種類名の競合は、作業項目の種類の名前を変更することで解決できます。

作業項目の種類の名前を変更するには

  1. Visual Studio 2010 がインストールされているコンピューター上で、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  2. 次のコマンドを入力し、Enter キーを押して、witadmin コマンド ライン ツールを格納するディレクトリに変更します。

    cd ドライブ:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE

  3. 次のコマンドを入力し、表示されている引数を現在のデータで置き換えて、Enter キーを押します。

    witadmin renamewitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /n:CurrentName /new:NewName
    

    次のコマンド例では、作業項目の種類の名前を Test Case から My Test Case に変更する方法を示しています。

    witadmin renamewitd /collection:"http://MyServer:8080/tfs/Collection0" /p:MyProject /n:"Test Case" /new:"My Test Case"

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作業項目の既存テスト ケースの種類のカスタマイズ

既存のチーム プロジェクトに、テスト ケースの管理に使用する作業項目の種類が含まれている場合は、Microsoft テスト マネージャー でのインターフェイスに必要な新しいコントロールをサポートするためにこれをカスタマイズできます。 それ以外の場合は、このトピックで後述する「作業項目の種類の追加: テスト ケースと共有ステップ」で作業項目のテスト ケースの種類をインポートできます。

既存のテスト ケースの作業項目の種類をカスタマイズするには

  1. Visual Studio 2010 がインストールされているコンピューター上で、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  2. 次のコマンドを入力し、Enter キーを押して、witadmin コマンド ライン ツールを格納するディレクトリに変更します。

    cd ドライブ:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE

  3. 次のコマンドを入力し、表示されている引数を現在のデータで置き換えて、Enter キーを押します。

    witadmin exportwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /n:"Test Case" /f:MyTestCase.xml
    
  4. Visual Studio またはテキスト エディターで MyTestCase.xml ファイルを開きます。

  5. 次の抜粋で示すように、XML ファイルの FIELDS セクションで次の FIELD 要素を追加します。

    <FIELD name="Steps" refname="Microsoft.VSTS.TCM.Steps" type="HTML">
           <HELPTEXT>Steps required to perform the test</HELPTEXT>
    </FIELD>
    <FIELD name="Automated Test Name" refname="Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestName" type="String" >
           <HELPTEXT>The name of the test that automates this test case</HELPTEXT>
    </FIELD>
    <FIELD name="Automated Test Storage" refname="Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestStorage" type="String" >
           <HELPTEXT>The assembly containing the test that automates this test case</HELPTEXT>
    </FIELD>
    <FIELD name="Automated Test Id" refname="Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestId" type="String" >
           <HELPTEXT>The ID of the test that automates this test case</HELPTEXT>
    </FIELD>
    =<FIELD name="Automated Test Type" refname="Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestType" type="String" >
           <HELPTEXT>The type of the test that automates this test case</HELPTEXT>
    </FIELD>
    <FIELD name="Parameters" refname="Microsoft.VSTS.TCM.Parameters" type="HTML" />
    <FIELD name="Local Data Source" refname="Microsoft.VSTS.TCM.LocalDataSource" type="HTML" />
    <FIELD reportable="detail" type="String" name="Automation status" refname="Microsoft.VSTS.TCM.AutomationStatus">
           <WHEN field="Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestId" value="">
             <ALLOWEDVALUES>
               <LISTITEM value="Not Automated" />
               <LISTITEM value="Planned" />
             </ALLOWEDVALUES>
             <DEFAULT from="value" value="Not Automated" />
           </WHEN>
           <WHENNOT field="Microsoft.VSTS.TCM.AutomatedTestId" value="">
             <ALLOWEDVALUES>
               <LISTITEM value="Automated" />
             </ALLOWEDVALUES>
             <COPY from="value" value="Automated" />
           </WHENNOT>
    </FIELD>
    
  6. 次の Control 要素を FORM セクションに追加します。

    <Control FieldName="Microsoft.VSTS.TCM.AutomationStatus" Type="FieldControl" Label="Automation Status:" LabelPosition="Left" />
    

    この要素は作業項目フォームの最上位セクションに追加できます。

  7. 次の Tab 要素を FORM セクションに追加します。

    <Tab Label="Steps">
               <Control FieldName="Microsoft.VSTS.TCM.Steps" Type="Test Steps Control" LabelPosition="Top" Dock="Fill" />
             </Tab>
    

    この要素は、FORM セクションで定義されているタブのグループで最初のタブとして追加します。

  8. 次の Tab 要素を XML 定義ファイルの FORM セクションに追加します。

    <Tab Label="Tested Work Items">
       <Control Type="LinksControl" Name="Tested">
          <LinksControlOptions>
          <WorkItemLinkFilters FilterType="include">
          <Filter LinkType="Microsoft.VSTS.Common.TestedBy" FilterOn="reversename"/>
          </WorkItemLinkFilters>
          <ExternalLinkFilters FilterType="excludeAll"/>
             <LinkColumns>
                     <LinkColumn RefName="System.ID" />
                     <LinkColumn RefName="System.WorkItemType" />
                     <LinkColumn RefName="System.Title" />
                     <LinkColumn RefName="System.AssignedTo" />
                     <LinkColumn RefName="System.State" />
                     <LinkColumn LinkAttribute="System.Links.Comment" />
               </LinkColumns>
          </LinksControlOptions>
       </Control>
    </Tab>
    

    この要素は、このタブでリンクの関係を制限し、TestedBy リンクの種類のみを含めるために使用されます。 このタブは、通常はテスト対象の作業項目 (ユーザー ストーリー、シナリオ、要件など) にリンクの関係を作成するために使用されます。 詳細については、「作業項目のリンク (アジャイル)」を参照してください。

  9. 次の Tab 要素を XML 定義ファイルの FORM セクションに追加します。

    <Tab Label="Associated Automation">
        <Control Type="AssociatedAutomationControl" LabelPosition="Top" Dock="Fill" />
    </Tab>
    

    この要素は、テスト ケースと自動テストとの関連付けをサポートする場合に使用します。 詳細については、「方法: テスト ケースに自動テストを関連付ける」を参照してください。

  10. XML ファイルを保存します。

  11. MyTestCase ファイルをインポートするには次のコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えて、Enter キーを押します。

    witadmin importwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /f:MyTestCase.xml
    

    インポートが正常に完了すると、次のメッセージが表示されます。

    作業項目の種類のインポートが完了しました。

  12. 変更を確認するには、チーム エクスプローラー でチーム プロジェクトを右クリックし、Refresh [最新の情報に更新] をクリックします。

  13. [作業項目] を右クリックし、[新しい作業項目] をポイントして、[テスト ケース] をクリックします。

    作業項目フォームに新しいフィールドと変更内容が表示されていることを確認します。

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MSF for Agile Software Development v5.0 プロセス テンプレートのダウンロード

MSF バージョン 5.0 のプロセス テンプレートをダウンロードします。 詳細については、「MSF プロセス テンプレートのバージョン 5.0 のダウンロード」を参照してください。

作業項目トラッキング オブジェクトの追加

作業項目を追跡するためのオブジェクトを追加するには、次の手順を順序どおりに行う必要があります。

  1. リンクの種類の追加: SharedSteps および TestedBy

  2. 作業項目の種類の追加: テスト ケースと共有ステップ

  3. 作業項目の種類のカテゴリの追加

リンクの種類の追加: SharedSteps および TestedBy

リンクの種類を追加するには

  1. Visual Studio 2010 がインストールされているコンピューター上で、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  2. 次のコマンドを入力し、Enter キーを押して、witadmin コマンド ライン ツールを格納するディレクトリに変更します。

    cd ドライブ:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE

  3. リンクの種類の定義ファイルをインポートするには、次の 2 つのコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えて、Enter キーを押します。

    witadmin importlinktype /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /f:"DirectoryPath\TestedBy.xml"
    witadmin importlinktype /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /f:"DirectoryPath\SharedStep.xml"
    

    DirectoryPath には、ダウンロードしたプロセス テンプレートの LinkTypes フォルダーの場所を指定します。 ディレクトリ パスは次の構造に従う必要があります。

    ドライブ:\MSFTemplateFolder\Agile\Files\WorkItem Tracking\LinkTypes

    次のコマンド例は、TestedBy のリンクの種類をインポートする方法を示しています。

    witadmin importlinktype /collection:"http://MyServer:8080/tfs/Collection0" /f:"C:\MyTemplates\Agile\Files\WorkItem Tracking\LinkTypes\TestedBy.xml"

作業項目の種類の追加: テスト ケースと共有ステップ

注意

作業項目の既存のテスト ケースの種類を変更した場合は、このトピックの「作業項目の既存テスト ケースの種類のカスタマイズ」で既に説明したように、作業項目の共有ステップの種類のみをインポートする必要があります。

作業項目の種類の定義ファイルをインポートするには

  • コマンド プロンプト ウィンドウで次の 2 つのコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えて、Enter キーを押します。

    witadmin importwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /f:"DirectoryPath\TestCase.xml"
    witadmin importwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /f:"DirectoryPath\SharedStep.xml"
    

    DirectoryPath には、ダウンロードしたプロセス テンプレートの TypeDefinitions フォルダーのディレクトリの場所を指定します。 ディレクトリ パスは次の構造に従う必要があります。

    ドライブ:\MSFTemplateFolder\Agile\Files\WorkItem Tracking\TypeDefinitions

    次のコマンド例は、TestCase の種類の定義ファイルをインポートする方法を示しています。

    witadmin importwitd /collection:"http://MyServer:8080/tfs/Collection0" /p:MyProject /f:"C:\MyTemplates\Agile\Files\WorkItem Tracking\TypeDefinitions\TestCase.xml"

作業項目の種類のカテゴリの追加

カテゴリの定義ファイルをインポートするには

  • コマンド プロンプト ウィンドウで次のコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えて、Enter キーを押します。

    witadmin importcategories /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /f:"DirectoryPath\categories.xml"
    

    DirectoryPath には、ダウンロードしたプロセス テンプレートの作業項目トラッキング フォルダーの場所を指定します。 ディレクトリ パスは次の構造に従う必要があります。

    ドライブ:\MSFTemplateFolder\Agile\Files\WorkItem Tracking\

    次のコマンド例は、カテゴリの定義ファイルをインポートする方法を示しています。

    witadmin importcategories /collection:"http://MyServer:8080/tfs/Collection0" /p:MyProject /f:"C:\MyTemplates\Agile\Files\WorkItem Tracking\categories.xml"

    注意

    カテゴリの XML ファイルをプロジェクトにインポートすると、既存のすべてのカテゴリが上書きされます。 既に定義されていたカテゴリがこのファイルで指定されていない場合、それらは削除されます。

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作業項目の種類の定義変更

バグおよびシナリオまたは要件に関する、作業項目の種類の定義を変更する必要があります。 バグ定義に対し 2 つのフィールドを追加した後で、その定義タイプの両方にフォーム コントロールを追加します。

次のタスクを実行します。

  • バグの種類の定義変更

  • シナリオまたは要件の種類の定義変更

バグの種類の定義変更

バグの種類の定義を変更するには

  1. コマンド プロンプト ウィンドウで次のコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えて、Enter キーを押します。

    witadmin exportwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /n:bug /f:MyBug.xml
    
  2. Visual Studio またはテキスト エディターで MyBug.xml ファイルを開きます。

  3. XML ファイルの FIELDS セクションに次の FIELD 要素を追加します。

    <FIELD name="System Info" refname="Microsoft.VSTS.TCM.SystemInfo" type="HTML" >
       <HELPTEXT>Test context, provided automatically by test infrastructure</HELPTEXT>
    </FIELD>
    <FIELD name="Repro Steps" refname="Microsoft.VSTS.TCM.ReproSteps" type="HTML">
       <HELPTEXT>How to see the bug. End by contrasting expected with actual behavior.
       </HELPTEXT>
    </FIELD>
    
  4. "History" とラベル付けされた次の Tab 要素を置き換えます。

    <Tab Label="History">
    <Control Type="WorkItemLogControl" FieldName="System.History" Label="&amp;History:" LabelPosition="Top" Dock="Fill"/>
    </Tab>
    

    置き換える構文は次のとおりです。

    <Tab Label="History">
       <Group>
          <Column PercentWidth="50">
          <Control FieldName="Microsoft.VSTS.TCM.ReproSteps" Type="HtmlFieldControl" Label="Steps to Repro&amp;duce:" LabelPosition="Top"  MinimumSize="(100,200)"  Dock="Fill"/>
          </Column>
          <Column PercentWidth="50">
          <Control FieldName="System.History" Type="WorkItemLogControl" Label="&amp;History:" LabelPosition="Top" Dock="Fill" />
          </Column>
       </Group>
    </Tab> 
    
  5. XML ファイルの FORM セクションの "Details" とラベル付けされた Tab で、Group 要素の後に Control 要素を追加します。

    <Tab Label="Details">
       <Group>
    . . . 
        </Group>
    <Control FieldName="Microsoft.VSTS.TCM.SystemInfo" Type="HtmlFieldControl" Label="System I&amp;nfo:" LabelPosition="Top" Dock="Fill" />
    </Tab>
    
  6. Tab 要素の "Links" を削除します。これを 2 つの新しいタブ要素に置き換えます。

    <Tab Label="Links">   <Control Type="LinksControl"/></Tab>
    
  7. 次の構文を使用して、Tab 要素を FORM セクションの Details タブの後に追加します。

    <Tab Label="Test Cases" >
       <Control Type="LinksControl" Name="TestedBy" Label="Test &amp;Cases testing this Bug:" LabelPosition="Top">
          <LinksControlOptions>
             <WorkItemLinkFilters FilterType="include">
                <Filter LinkType="Microsoft.VSTS.Common.TestedBy" FilterOn="forwardname" />
                </WorkItemLinkFilters>
                <WorkItemTypeFilters FilterType="include">
                <Filter WorkItemType="Test Case" />
                </WorkItemTypeFilters>
                <ExternalLinkFilters FilterType="excludeAll"/>
                    <LinkColumns>
                      <LinkColumn RefName="System.ID" />
                      <LinkColumn RefName="System.WorkItemType" />
                      <LinkColumn RefName="System.Title" />
                      <LinkColumn RefName="System.AssignedTo" />
                      <LinkColumn RefName="System.State" />
                      <LinkColumn LinkAttribute="System.Links.Comment" />
                  </LinkColumns>
            </LinksControlOptions>
       </Control>
    </Tab>
    
  8. 次の構文を使用して、Tab 要素を Test Cases タブの後に追加します。

    <Tab Label="All Links" >
       <Control Type="LinksControl" Name="GeneralLinks">
          <LinksControlOptions>
             <LinkColumns>
             <LinkColumn RefName="System.ID" />
             <LinkColumn RefName="System.WorkItemType" />
             <LinkColumn RefName="System.Title" />
             <LinkColumn RefName="System.AssignedTo" />
             <LinkColumn RefName="System.State" />
             <LinkColumn LinkAttribute="System.Links.Comment" />
             </LinkColumns>
          </LinksControlOptions>
       </Control>
    </Tab>
    
  9. XML ファイルを保存します。

  10. MyBug ファイルをインポートするには次のコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えて、Enter キーを押します。

    witadmin importwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /f:MyBug.xml
    

    インポートが正常に完了すると、次のメッセージが表示されます。

    作業項目の種類のインポートが完了しました。

  11. 変更を確認するには、チーム エクスプローラー でチーム プロジェクトを右クリックし、Refresh [最新の情報に更新] をクリックします。

  12. [作業項目] を右クリックし、[新しい作業項目] をポイントして、[バグ] をクリックします。

  13. 作業項目フォームに新しいフィールドと変更内容が表示されていることを確認します。

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シナリオまたは要件の種類の定義変更

シナリオまたは要件の種類の定義を変更するには

  1. コマンド プロンプト ウィンドウで次のコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えて、Enter キーを押します。

    注意

    この例では、シナリオの作業項目の種類を参照します。 チーム プロジェクトが CMMI プロセス テンプレートに基づいている場合、製品機能の追跡に使用する作業項目の要件またはその他の種類を置き換えます。 チーム プロジェクトに要件がない場合は、MSF バージョン 5.0 のプロセス テンプレートに付属しているユーザー ストーリーまたは要件の種類の定義ファイルをインポートできます。 詳細については、「既存のプロジェクトから作業項目の種類をエクスポートおよびインポートする」を参照してください。

    witadmin exportwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /n:bug /f:MyScenario.xml
    
  2. Visual Studio またはテキスト エディターで MyScenario.xml ファイルを開きます。

  3. Tab 要素の "Links" を削除します。これをリンク コントロールを提供する 2 つの新しいタブ要素に置き換えます。

    <Tab Label="Links">   <Control Type="LinksControl"/></Tab>
    
  4. XML ファイルの FORM セクションに次の Tab 要素を追加します。

    <Tab Label="Test Cases" >
       <Control Type="LinksControl" Name="TestedBy" Label="&amp;Work items testing this Story:" LabelPosition="Top">
       <LinksControlOptions>
          <WorkItemLinkFilters FilterType="include">
             <Filter LinkType="Microsoft.VSTS.Common.TestedBy" FilterOn="forwardname" />
          </WorkItemLinkFilters>
          <WorkItemTypeFilters FilterType="include">
          <Filter WorkItemType="Test Case" />
          </WorkItemTypeFilters>
          <ExternalLinkFilters FilterType="excludeAll"/>
          <LinkColumns>
             <LinkColumn RefName="System.ID" />
             <LinkColumn RefName="System.WorkItemType" />
             <LinkColumn RefName="System.Title" />
             <LinkColumn RefName="System.AssignedTo" />
             <LinkColumn RefName="System.State" />
             <LinkColumn LinkAttribute="System.Links.Comment" />
          </LinkColumns>
          </LinksControlOptions>
       </Control>
    </Tab>
    
  5. XML ファイルの FORM セクションに次の Tab 要素を追加します。

    <Tab Label="Other Links" >
       <Group>
          <Column PercentWidth="100">
             <Control Type="LinksControl" Name="GeneralLinks">
             <LinksControlOptions>
             <WorkItemLinkFilters FilterType="exclude">
             <Filter LinkType="System.LinkTypes.Hierarchy"   />
             <Filter LinkType="Microsoft.VSTS.Common.TestedBy" />
             <Filter LinkType="Microsoft.VSTS.TestCase.SharedStepReferencedBy" />
             </WorkItemLinkFilters>
             <LinkColumns>
                <LinkColumn RefName="System.ID" />
                <LinkColumn RefName="System.WorkItemType" />
                <LinkColumn RefName="System.Title" />
                <LinkColumn RefName="System.AssignedTo" />
                <LinkColumn RefName="System.State" />
                <LinkColumn LinkAttribute="System.Links.Comment" />
             </LinkColumns>
          </LinksControlOptions>
       </Control>
       </Column>
    </Group>
    </Tab>
    
  6. XML ファイルを保存します。

  7. MyScenario ファイルをインポートするには次のコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えて、Enter キーを押します。

    witadmin importwitd /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /p:project /f:MyScenario.xml
    

    インポートが正常に完了すると、次のメッセージが表示されます。

    作業項目の種類のインポートが完了しました。

  8. 変更を確認するには、チーム エクスプローラー でチーム プロジェクトを右クリックし、Refresh [最新の情報に更新] をクリックします。

  9. [作業項目] を右クリックし、[新しい作業項目] をポイントして、[シナリオ] をクリックします。

  10. 作業項目フォームに新しいフィールドと変更内容が表示されていることを確認します。

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Microsoft テスト マネージャーで作成するバグの種類の指定

テスト チーム メンバーが Microsoft テスト マネージャー を使用するときに、コード障害またはバグを追跡する作業項目の自動作成をサポートするには、既存のチーム プロジェクトで使用されるバグの種類を指定する必要があります。 tcm bugfieldmapping コマンドは、チーム プロジェクトへのマッピング ファイルのインポートとエクスポートをサポートしています。 マッピング ファイルは、作成する作業項目の種類、および Microsoft テスト マネージャー で読み込む 3 つのデータ フィールドを定義します。 これら 3 つのフィールドは、再現できるステップ、システム情報、および障害が検出されたビルドです。 テスト担当者は、テストを実行して障害を検出すると、これらの 3 つのフィールドが自動的に読み込まれるバグを作成できます。

詳細については、「Microsoft テスト マネージャーを使用して保存するバグの種類の指定」を参照してください。

Microsoft テスト マネージャーで作成されるバグの種類を指定するには

  1. メモ帳またはテキスト エディターを開き、次のコードをファイルにコピーします。

    <?xml version="1.0" encoding="utf-16"?
    <BugFilerMappings workitemtypetocreate="Bug">
       <ReproSteps>Microsoft.VSTS.TCM.ReproSteps</ReproSteps>
       <SystemInformation>Microsoft.VSTS.TCM.SystemInfo</SystemInformation>
       <BuildFoundIn>Microsoft.VSTS.Build.FoundIn</BuildFoundIn>
    </BugFilerMappings>
    

    注意

    コード障害の作成に使用する作業項目の種類が "Bug" 以外にラベル付けされている場合は、上の例の "Bug" を作業項目の種類の名前に置き換えます。

  2. ファイルを bugfieldmappings.xml という名前で保存します。

  3. コマンド プロンプト ウィンドウで次のコマンドを入力し、表示されている引数で現在のデータを置き換えて、Enter キーを押します。

    tcm bugfieldmapping /import /mappingfile:"DirectoryPath\bugfieldmappings.xml" /collection:http://ServerName:Port/VirtualDirectoryName/CollectionName /teamproject:project
    

    DirectoryPath には、bugfieldmappings.xml ファイルを保存したフォルダーを指定します。

    次のコマンドは、bugfieldmappings.xml ファイルをインポートする例を示しています。

    tcm bugfieldmapping /import /mappingfile:"C:\MyFiles\bugfieldmappings.xml" collection:"http://MyServer:8080/tfs/Collection0" /p:MyProject

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テスト チーム メンバーへのアクセス許可の付与

テスト環境とテスト構成の管理、テストの実行の作成と表示、およびその他のタスクの実行を担当するテスト チーム メンバーにはアクセス許可を付与する必要があります。

次の表で、テスト機能へのアクセスを制御し、テストに関してチーム プロジェクトとのやり取りをサポートするアクセス許可について説明します。 また、MSF バージョン 5.0 のプロセス テンプレートで行った既定の割り当て、および手動のテスト担当者とテスト リーダーに付与する推奨のアクセス許可も示します。

アクセス許可

説明

スコープ

読み取りユーザー

貢献者

ビルダー

手動テスト担当者 (推奨)

テスト リーダー (推奨)

プロジェクトレベル情報の表示

プロジェクト レベルのグループのメンバーシップ、およびそれらのメンバーのアクセス許可を参照できます。

プロジェクト レベル

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

テストの実行の表示

このノードのテスト計画を参照できます。

プロジェクト レベル

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

テストの実行の作成

テスト結果を追加および削除したり、チーム プロジェクトのテストの実行を追加または変更したりできます。

プロジェクト レベル

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

テスト構成の管理

チーム プロジェクトのテスト構成を作成および削除できます。

プロジェクト レベル

チェック マーク チェック マーク

チェック マーク

テスト環境の管理

チーム プロジェクトのテスト環境を作成および削除できます。

プロジェクト レベル

チェック マーク チェック マーク

チェック マーク

テストの実行の削除

チーム プロジェクトのスケジュールされたテストを削除できます。

プロジェクト レベル

チェック マーク チェック マーク

チェック マーク

このノードの表示

区分ノードのセキュリティ設定を参照できます。

区分ノード

チェック マーク チェック マーク チェック マーク

チェック マーク

テスト計画の管理

区分ノードに割り当てられる作業項目を作成および編集できます。 テスト計画が実行されていない場合は、削除することもできます。

区分ノード

チェック マーク チェック マーク チェック マーク チェック マーク

テスト コントローラーの管理

チーム プロジェクト コレクションのテスト コントローラーを登録および登録解除できます。

プロジェクト コレクション

チェック マーク

特定のスコープ区分については、次の手順に従ってアクセス許可を付与できます。

  • プロジェクト レベルのアクセス許可をチーム エクスプローラーで設定するには、でプロジェクトを右クリックし、[チーム プロジェクトの設定] をクリックして、[セキュリティ] をクリックします。 また、これらのアクセス許可は、TFSSecurity コマンド ライン ツールを使用して設定することもできます。 詳細については、「アクセス許可の管理」を参照してください。

  • 区分ノードのアクセス許可を設定するには、チーム エクスプローラーでプロジェクトを右クリックし、[区分およびイテレーション] をクリックして、[区分] タブの [セキュリティ] をクリックします。 詳細については、「区分およびイテレーションの作成および修正」を参照してください。

  • プロジェクト コレクションのアクセス許可は、チーム エクスプローラーでサーバーを右クリックし、[セキュリティ] をクリックして設定できます。また、Team Foundation の管理コンソールを開いて使用するか、コマンド ライン ツールの TFSSecurity および tf を使用して設定することもできます。 詳細については、「コレクション レベル グループ」を参照してください。

詳細については、「グループまたはユーザーのアクセス許可の変更」を参照してください。

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Microsoft テスト マネージャーの起動

このトピックで既に説明したアップグレード タスクを完了した後は、Microsoft テスト マネージャー を開始してプロジェクトに接続し、テスト工数の計画を開始することができます。 詳細については、「アプリケーションのテスト」を参照してください。

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参照

概念

テスト ケース (アジャイル)

その他の技術情報

共有ステップ (アジャイル)

witAdmin: 作業項目を追跡するオブジェクトの管理

Microsoft テスト マネージャーを使用して保存するバグの種類の指定

プロセス テンプレートのカスタマイズ

アップグレードされたチーム プロジェクトの更新と新機能の利用

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 7 月

フィールドの表示名の変更で発生するおそれのある競合について情報が追加されました。 また、witadmin コマンドの例がいくつか修正されました (ディレクトリ パス内の円記号が不足していました)。 さらに、テスト ケースの管理に関するフィールドの表示名がいくつか修正され、ページのトップへリンクが追加されました。

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