チーム プロジェクトを開始するためのクイック スタート ガイド
チーム プロジェクトを作成すると、チームで利用するソース コード、ビルド、テスト、計画、作業項目など、追跡する必要のあるさまざまな情報をまとめた一元的な場所を設けることができます。 このクイック スタート ガイドは、チーム プロジェクトを速やかに軌道に乗せることができるようにする目的で制作されました。プロジェクトを作成、構築したり、そこにチーム メンバーを登録したりするために必要な手順が説明されています。
このトピックの内容
プロセス テンプレートを選択する。
チーム プロジェクト コレクションに接続する。
チーム プロジェクトを作成する。
(省略可能) チーム プロジェクトの構造を定義する。
チーム プロジェクトにチーム メンバーを追加する。
(省略可能) 特定のチーム メンバーに別途アクセス許可を付与する。
(省略可能) チーム プロジェクトのプロセス ガイダンスを有効にして構成する。
チーム プロジェクトのリソースや登録アクティビティをチーム メンバーに通知する。
製品の計画を立てる。
注意
"省略可能" と書かれている手順は、チーム プロジェクトの開始後、製品ライフサイクルのどの段階でも実行することができます。
必要なアクセス許可
これらの手順を実行するには、次のセキュリティ グループのメンバーである必要があります。
Team Foundation のアプリケーション層: Team Foundation 管理者グループまたはプロジェクト管理者グループ。または、自分の [新しいプロジェクトの作成] アクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。
チーム プロジェクトの SharePoint 製品 をホストするサーバー: SharePoint サーバーの全体管理の適切なグループ。
これらのグループは、SharePoint 製品のバージョンによって異なります。 詳細については、「チーム プロジェクト コレクションの管理アクセス許可の設定」を参照してください。
チーム プロジェクトの SQL Server Reporting Services をホストするサーバー: SQL Server Reporting Services の Team Foundation Content Managers グループ。
(省略可能) チーム プロジェクトの SQL Server Analysis Services をホストするサーバー: データベースの管理アクセス許可 (チーム メンバーにデータ ウェアハウスへのアクセス権を付与するため)。
(省略可能) チーム プロジェクトの SQL Server をホストするサーバー: SQL Server データベース エンジンの securityadmin または sysadmin サーバー ロール。
アクセス許可の詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
これらのアクセス許可に加えて、Windows Server 2008 または Windows Vista を実行しているコンピューターで次の要件を満たすことが必要になる場合があります。
Internet Explorer を必要とする手順を実行するには、Internet Explorer を管理者として起動することが必要になる場合があります。その場合は、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。次に、[Internet Explorer] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
Reporting Services のレポート マネージャー、レポート、または Web サイトにアクセスするには、これらのサイトを Internet Explorer の信頼済みサイトの一覧に追加するか、管理者として Internet Explorer を起動することが必要になる場合があります。
詳細については、Microsoft Web サイトの「ユーザー アカウント制御」を参照してください。
プロセス テンプレートを選択する
プロセス テンプレートには、追跡に使用できる作業項目オブジェクトの種類のほか、チーム メンバーが使用する既定の規則、ポリシー、セキュリティ グループ、およびクエリが定義されています。 次の点を考慮して選択してください。
チームでスクラムを使用している場合は、Microsoft Visual Studio Scrum 1.0 を選択します。
チームで他のアジャイル プロセスを使用している場合は、Microsoft Solutions Framework (MSF) for Agile Software Development v5.0 を選択します。
チームが監査証跡を必要とし、継続的改善に積極的に取り組んでいる場合は、MSF for CMMI Process Improvement v5.0 を選択します。
それ以外の場合は、追加のプロセス テンプレートをインターネットからダウンロードするか、ニーズに合わせてプロセス テンプレートをカスタマイズします。
MSF プロセス テンプレートの詳細については、次の各トピックを参照してください。
チーム プロジェクト コレクションに接続する
チーム プロジェクトを作成する前に、そのチーム プロジェクトをホストするチーム プロジェクト コレクションを決定する必要があります。 この決定は、Visual Studio Team Foundation Server のシステム管理者またはプロジェクト コレクションの管理者と共同で行う必要があります。
会社の規模が小規模から中規模であれば、接続できるチーム プロジェクト コレクションはそもそも 1 つしかない、ということもあります。 チーム プロジェクトがプロジェクト コレクションに編成されている大規模な組織で作業している場合は、チーム プロジェクトを作成するコレクションを決定する必要があります。 自分のチームとの接点となる (つまり、共同で作業する) 他のチーム プロジェクトを含んだチーム プロジェクト コレクションに接続する必要があります。 チーム メンバーが Team Foundation を使用してチーム プロジェクト間の依存関係を追跡できるのは、相手のチーム プロジェクトが同じプロジェクト コレクションに格納されている場合のみです。
また、チーム プロジェクトから利用できる追加のリソースも、プロジェクト コレクションの選択によって決まります。 詳細については、「新しいチーム プロジェクトの開始」を参照してください。
チーム プロジェクト コレクションに接続するには
Visual Studio で、[ツール] メニューの [Team Foundation Server に接続] をクリックします。
注意
このオプションがない場合は、チーム エクスプローラーがインストールされていません。 Team Foundation Server に接続するオプションを使用するには、先にチーム エクスプローラーをインストールする必要があります。
[チーム プロジェクトへ接続] ダイアログ ボックスの [Team Foundation Server] ボックスで、チーム プロジェクトの追加先となるチーム プロジェクト コレクションのサーバーを選択します。
注意
ドロップダウン リストが空の場合は、[サーバー] ボタンをクリックして、サーバー接続設定を手動で入力します。 接続設定については、Team Foundation 管理者またはチーム プロジェクト管理者に問い合わせてください。
[ディレクトリ] ボックスの一覧で、チーム プロジェクトを追加するプロジェクト コレクションの名前をクリックします。
[接続] をクリックします。
チーム プロジェクトの作成
注意
ウィザードを実行するときに選択するプロセス テンプレートによって、ウィザードで表示されるページが決まります。 次の手順では、MSF for Agile Software Development プロセスを使用します。 別のプロセス テンプレートを選択した場合は、別のページが表示される可能性があります。
チーム プロジェクトを作成するには
チーム エクスプローラーで、プロジェクト コレクションを右クリックし、[新しいチーム プロジェクト] をクリックします。
注意
プロジェクト管理環境設定を使用していない場合は、[ファイル] メニューを開き、[新規作成] をポイントし、[チーム プロジェクト] をクリックします。
新しいチーム プロジェクト ウィザードが表示されます。
注意
Team Foundation Server が実行されているサーバーに接続していなかった場合は、接続を求めるプロンプトが表示されます。 前の手順を確認してください。
[チーム プロジェクトの設定を指定します] ページの [チーム プロジェクトの名前を指定してください] ボックスに、作成するチーム プロジェクトの名前を入力します。
重複しない名前を 64 文字以下で指定する必要があります。 チーム メンバーは、この名前を使用してチーム プロジェクトに接続します。
(省略可能) [チーム プロジェクトの説明を指定してください] ボックスに、プロジェクトの説明を入力します。
説明は Team Foundation Server に格納され、オプションのチーム プロジェクト ポータル SharePoint サイトの説明として使用されます。
[次へ] をクリックします。
[プロセス テンプレートの選択] ページの [チーム プロジェクトを作成するために使用するプロセス テンプレートを指定してください] ボックスの一覧で、プロセス テンプレートをクリックします。
注意
一覧に表示されないプロセス テンプレートを使用する場合は、最初にそのテンプレートを Team Foundation Server が実行されているサーバーにアップロードする必要があります。
残りのウィザード ページで既定の設定をそのまま使用する場合は、[完了] をクリックし、手順 9. に進みます。 そうでない場合は、[次へ] をクリックします。
注意
[完了] をクリックし、既定の設定を選択することをお勧めします。
[完了] をクリックすると、自動的に次のタスクが実行されます。
チーム プロジェクト用の SharePoint サイトが作成されます。
チーム プロジェクトの空のバージョン コントロール フォルダーが作成されます。
[チーム サイトの設定] ページを完了します。
プロジェクトに対して SharePoint サイトを作成する場合は、[新しい SharePoint サイトを作成する] をクリックします。
SharePoint サイトの設定を検証、または変更するには、[構成] をクリックします。
[SharePoint サイトの作成場所を選択] ダイアログ ボックスで、接続する Web アプリケーションの URL と相対サイト パスを検証またはクリックします。
注意
Web アプリケーションをクリックするためには、その Web アプリケーションが接続先のチーム プロジェクト コレクションに追加されている必要があります。 詳細については、「配置への SharePoint Web アプリケーションの追加」を参照してください。
プロジェクト ポータル名をチーム プロジェクト名と違う名前にする場合は、すべてのチーム メンバーが容易に識別できる名前を入力します。
相対サイト パスは、プロジェクト ポータルのホーム ページの一部です。
次のオプションのいずれかをクリックして [ソース管理の設定を指定します] ページを完了します。
[空のソース管理フォルダーを作成する] をクリックすると、フォルダーにチーム プロジェクト名が使用されます。
[ソース管理の分岐を作成する] をクリックして、分岐点となるフォルダーを指定します。
[チーム プロジェクト設定の確認] ページで、指定した選択内容と値を確認します。 情報が適切であれば、[完了] をクリックします。 不適切な場合は、[戻る] をクリックして変更します。
新しいチーム プロジェクト ウィザードによって、チーム プロジェクトが作成されます。
注意
ウィザードが完了するまでには、数分間かかる場合があります。
[チーム プロジェクトの作成の状態] ページで、作成中のコンポーネントに関する情報を示すステータス メッセージとステータス バーを参照します。
[チーム プロジェクトが作成されました] ページで、作業項目、ロール、アクティビティ、および他のチーム プロセスの情報について詳細を確認する場合は、[チーム プロジェクトの実行についての詳細情報に関するプロセス ガイダンスを起動します] チェック ボックスをオンにします。
注意
プロセス ガイダンスは、手順 7. で、SharePoint サイトを作成または構成するように選択した場合にのみ使用できます。
[閉じる] をクリックします。
チーム エクスプローラーに新しいチーム プロジェクトが表示されます。 ウィザードで新しいチーム プロジェクトを作成しているときに問題が発生すると、この問題を説明し、是正措置を示すエラー メッセージが表示されます。 このメッセージが表示されたら、[チーム プロジェクトの作成ログを表示します] をクリックしてログを表示し、具体的なエラーおよび例外を確認します。また、「チーム プロジェクトの作成」でトラブルシューティング情報を確認できます。
チーム プロジェクトの構造を定義する
区分パスまたはイテレーション サイクルを追加または修正するには
チーム エクスプローラーで、チーム プロジェクト ノードを右クリックして [チーム プロジェクトの設定] をポイントし [区分およびイテレーション] をクリックします。
[区分およびイテレーション] ダイアログ ボックスで、次のいずれかの手順を実行します。
チーム プロジェクトの区分を変更するには、[区分] タブをクリックします。
イテレーションを変更するには、[イテレーション] タブをクリックします。
新しいノードを追加するには、次の手順を実行します。
親ノードをクリックします。
ツール バーの [子ノードの追加] をクリックします。
新しいノードの名前を入力します。
Enter キーを押します。
ノードの名前を変更するには、次の手順を実行します。
ノードを右クリックします。
[名前の変更] をクリックします。
ノードの新しい名前を入力します。
Enter キーを押します。
ノードを削除するには、次の手順を実行します。
削除するノードをクリックします。
ツール バーの [ノードを削除します] をクリックします。
[ノードを削除します] ダイアログ ボックスの [参照する項目に新しいパスを選択する] ボックスの一覧で、削除する予定のないノードの名前をクリックします。
削除しようとするノードを参照している作業項目は、これ以降、ここで指定するノードを参照します。
[OK] をクリックします。
一覧で、ノードのレベルやノードの位置を上下させるには、ノードをクリックし、適切なツール バーのボタンをクリックします。
[閉じる] をクリックします。
チーム プロジェクトにチーム メンバーを追加する
既定では、次のグループまたはロールがチーム プロジェクトに定義されます。
チーム プロジェクト |
Reporting Services |
---|---|
|
|
注意
SharePoint 製品 に対する既定のグループは定義されていません。 独自のグループを作成し、メンバーを追加することができます。 作成するグループには、[表示のみ]、[読み取り]、[投稿]、[デザイン]、または [フル コントロール] のアクセス許可を持つメンバーを含めることができます。 詳細については、「チーム プロジェクトへのユーザーの追加」を参照してください。
次のチーム プロジェクト成果物にアクセスするには、対応する 1 つまたは複数の既定のグループにチーム メンバーを追加する必要があります。
チーム メンバーの所属グループ (アクセス許可の割り当て) |
アクセスできるチーム プロジェクト成果物 |
---|---|
Team Foundation Server: 読み取りユーザー、貢献者、またはプロジェクト管理者 |
作業項目、作業項目クエリ、およびソース コード |
Team Foundation Server: ビルダー |
テスト環境、テストの実行、およびビルド |
SharePoint 製品: 表示のみ、読み取り、投稿、デザイン、フル コントロール |
プロジェクト ポータル、ダッシュボード、Office Excel レポート、およびブック |
SQL Server Reporting Services: 閲覧者または TFS コンテンツ マネージャー |
SQL Server レポート デザイナーのレポート |
Team Foundation Server のグループにユーザーを追加するには
チーム エクスプローラーで、ユーザーを追加するチーム プロジェクト ノードを右クリックし、[チーム プロジェクトの設定] をポイントして、[グループ メンバーシップ] をクリックします。
ユーザーを追加するグループの名前をクリックします。
たとえば、Application1 という名前のプロジェクトにユーザーを追加する必要があるとします。
プロジェクトへの最小限のアクセス権が必要なユーザーを追加するには、[Application1\Readers] をクリックします。
このプロジェクトに完全に貢献するユーザーを追加するには、[Application1\Contributors] をクリックします。
プロジェクト リーダーとして行動するユーザーを追加するには、[Application1\Project Administrators] をクリックします。
[プロパティ] をクリックします。
[メンバーの追加] で、[Windows ユーザーまたはグループ] をクリックし、[追加] をクリックします。
アクセス許可を設定するユーザーまたはグループのアカウント名を入力します。
名前をセミコロン (;) で区切りると、一度に複数のユーザーまたはグループを追加できます。
名前の追加が終了したら、[OK] を 2 回クリックします。
[閉じる] をクリックして [プロジェクト グループ] ウィンドウを閉じます。
SharePoint 製品のグループにユーザーを追加するには
チーム エクスプローラーで、チーム プロジェクト ノードを右クリックし、[プロジェクト ポータルの表示] をクリックします。
次のいずれかの操作を実行します。
Windows SharePoint Services 3.0 を使用している場合
[サイトの操作] をクリックし、[サイトの設定] をクリックします。
[サイトの設定] で [ユーザーとグループ] をクリックします。
[ユーザーとグループ] で、[新規] をクリックし、[ユーザーの追加] をクリックします。
注意
グループを追加できてもユーザーを追加できない場合は、この SharePoint サイトの管理者が、このチーム プロジェクトで使用するグループを構成していない可能性があります。 別の方法として、ユーザーを親サイトに追加することが必要な場合があります。 詳細については、Microsoft Web サイトのトピック「SharePoint グループを管理する」を参照してください。
[ユーザー/グループ] で、追加するユーザーまたはグループのアカウント名を入力します。
グループが構成されている場合は、[権限の付与] でユーザーを SharePoint グループに追加できます。グループを構成していない場合は、ユーザーのアクセス許可を個別に付与できます。 SharePoint サイトがグループを使用するように構成されている場合、[SharePoint グループへのユーザーの追加] をクリックし、ユーザーを追加するグループをクリックして [OK] をクリックします。 それ以外の場合は、[ユーザーへの権限の直接付与] をクリックし、アクセス許可のレベルを指定して [OK] をクリックします。
チーム プロジェクト ポータルを参照するだけのユーザーには、グループを使用している場合は [訪問者] をクリックします。グループを使用していない場合は、[閲覧] チェック ボックスをオンにします。
チーム プロジェクトに完全に貢献するユーザーには、グループを使用している場合は [メンバー] をクリックします。グループを使用していない場合は、[投稿] チェック ボックスをオンにします。
プロジェクト リーダーとして行動するユーザーには、グループを使用している場合は [所有者] をクリックします。グループを使用していない場合は、[フル コントロール] チェック ボックスをオンにします。
注意
Windows SharePoint Services 3.0 でカスタム グループを作成してから、ユーザーをそれらのグループに追加できます。 詳細については、Microsoft Web サイトのトピック「SharePoint グループおよびユーザーの管理について」を参照してください。
Microsoft Office SharePoint Server 2007 を使用している場合
[サイトの操作] で [サイトの設定] をポイントし、[ユーザーとグループ] をクリックします。
[ユーザーとグループ] ページのクイック起動領域で、[グループ] をクリックします。
グループを追加するには、[新規] をクリックし、[グループの追加] をクリックします。 "新しいグループ" フォームに必要事項を入力し、[作成] をクリックします。 たとえば、次のグループを作成することができます。
訪問者 このグループのメンバーは、プロジェクト ポータルに格納されているコンテンツやドキュメントを表示することはできますが、変更することはできません。このグループのメンバーには [読み取り] アクセス許可を割り当てます。
メンバー このグループのメンバーは、アイテムやドキュメントを追加したり削除したりすることによってサイトに貢献することはできますが、サイトの構造や設定、外観を変更することはできません。このグループのメンバーには、[投稿] アクセス許可を割り当てます。
所有者 このグループのメンバーは、プロジェクト ポータルのあらゆる面を管理することができます。このグループのメンバーには、[フル コントロール] アクセス許可を割り当てます。
ユーザーまたは配布グループを SharePoint グループに追加するには、追加先のグループの名前をクリックし、このグループに追加するアカウントの名前を入力します。
閲覧者の場合は、[訪問者] をクリックします。
貢献者の場合は、[メンバー] をクリックします。
プロジェクト リーダーの場合は、[所有者] をクリックします。
[SharePoint グループへのユーザーの追加] チェック ボックスがオンになっていることと、グループが [メンバー] になっていることを確認し、[OK] をクリックします。
注意
Microsoft Office SharePoint Server 2007 でカスタム グループを作成してから、ユーザーをそれらのグループに追加できます。 詳細については、Microsoft Web サイトの「ポータル サイトへのアクセスを許可する」を参照してください。
Reporting Services のグループにユーザーを追加するには
Internet Explorer を開きます。
アドレス バーに次の内容を入力します。ReportServer は SQL Server Reporting Services を実行しているサーバーの名前を表します。
http://ReportServer/Reports/Pages/Folder.aspx
レポート サーバーの名前を検索するには、チーム エクスプローラーを開き、[レポート] ノードを展開し、レポートのプロパティを表示します。
重要
名前付きインスタンスを使用している場合は、レポートのパスにその名前を含める必要があります。 構文 "http://ReportServer/Reports_InstanceName/Pages/Folder.aspx" を使用します。ReportServer は Team Foundation のレポート サーバーの名前を表し、InstanceName は SQL Server のインスタンスの名前を表します。
[プロパティ] タブをクリックし、[新しいロールの割り当て] をクリックします。
[グループ名またはユーザー名] で、このグループに追加するユーザーまたはグループのアカウント名を入力します。
[ロール] で、適切なオプションをクリックして [OK] をクリックします。
閲覧者の場合は、[閲覧者] をクリックします。
貢献者の場合は、[閲覧者] をクリックします。
プロジェクト リーダーの場合は、[TFS コンテンツ マネージャー] をクリックします。
特定のチーム メンバーに別途アクセス許可を付与する
Team Foundation バージョン管理下のソース コード管理、ビルドの管理、テストの管理、テスト用ラボ環境の管理など、プロジェクト レベルのさまざまなアクティビティを担当するチーム メンバーに対し、別途アクセス許可を追加しなければならない場合があります。 個々のチーム メンバーまたはグループに対して、特定のアクセス許可を割り当てることができます。
詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」の次のセクションを参照してください。
ビルド レベルのアクセス許可
プロジェクト レベルのアクセス許可
作業項目トラッキングの区分レベルおよびイテレーション レベルのアクセス許可
バージョン コントロールのアクセス許可
Lab Management のアクセス許可
プロジェクト用データ ウェアハウスのデータベースへのアクセスを許可する
データ ウェアハウスに格納されているデータにアクセスするレポートを作成または変更するには、データ ウェアハウスを構成するデータベースに対する読み取りアクセスがチーム メンバーに割り当てられている必要があります。 作成するレポートの種類に応じて、Analysis Services データベースとリレーショナル データベースのどちらか一方または両方へのアクセスを許可できます。 Office Excel と Reporting Services のどちらのレポートも、データ ウェアハウスにアクセスします。
注意
Analysis Services データベースへのアクセスを許可するには、そのデータベースでの管理アクセス許可が必要です。 リレーショナル データベースへのアクセスを許可するには、SQL Server データベース エンジンの securityadmin サーバー ロールまたは sysadmin サーバー ロールのメンバーである必要があります。
詳細については、「Visual Studio ALM 用データ ウェアハウスのデータベースへのアクセスの許可」を参照してください。
チーム プロジェクトのプロセス ガイダンスを有効にして構成する
チーム プロジェクト用の SharePoint サイトを構成した場合、そのチーム プロジェクトのプロセス ガイダンスは既に構成されているため、この手順は省略できます。 ただし、チーム プロジェクトに SharePoint サイトが存在しない場合でも、チーム プロジェクト用のプロセス ガイダンスを有効にして構成することはできます。
プロセス ガイダンスには、チーム プロジェクトの作業の調整方法と、プロジェクトのライフ サイクル全体における、それぞれの種類の作業項目の使用方法について記載されています。 プロセス ガイダンスには、作業項目フィールドを完成させる方法、正常なレポートと問題のあるレポートの例、クエリの説明、担当するロール、完了させるアクティビティなど、チーム プロジェクトについての詳細が記載されています。
プロセス ガイダンスの一部のリンクは、チーム プロジェクトのプロセス ガイダンスが有効である場合のみ動作します。
プロセス ガイダンスを有効にして構成するには
チーム エクスプローラーで、チーム プロジェクト ノードを右クリックし、[チーム プロジェクトの設定] をポイントして、[ポータルの設定] をクリックします。
[プロジェクト ポータルの設定] ダイアログ ボックスが表示されます。
[プロセス ガイダンス] タブをクリックします。
[プロセス ガイダンスへのリンクを有効にする] チェック ボックスがオンの場合は、プロセス ガイダンスは有効です。
チェック ボックスがオフの場合に、プロセス ガイダンスを有効にするには、「チーム プロジェクトのプロセス ガイダンスの共有」を参照してください。
チーム メンバーへのチーム プロジェクト リソースの通知
チーム メンバーにチーム プロジェクトへのアクセスを許可したら、自分がどのようなリソースにアクセスでき、最初にどのようなタスクを済ませておく必要があるかをチーム メンバーに通知することができます。
チーム メンバーにチーム プロジェクト リソースを通知するには
次の情報を含む電子メールをチーム メンバーに送信します。
チーム プロジェクト コレクションの URI (Uniform Resource Identifier)。
チーム プロジェクトの名前。
チーム プロジェクト用の Team System Web Access の URL。
(省略可能) チーム プロジェクト ポータルの URL。
(省略可能) チーム プロジェクトのプロセス ガイダンスの URL。
チーム メンバーに付与されている、チーム プロジェクト、プロジェクト ポータル、Reporting Services、および Analysis Services のアクセス許可。
Team Foundation の管理コンソールを開き、[全般] タブをクリックすると、チーム プロジェクト コレクションの URI を確認できます。 詳細については、「チーム プロジェクト コレクションの変更」を参照してください。
[プロジェクト ポータルの設定] ダイアログ ボックスで、チーム プロジェクトとそのポータルの設定についての情報を確認できます。 詳細については、「チーム プロジェクト ポータルおよびプロセス ガイダンスへのアクセス」を参照してください。
次の 1 つ以上のタスクを実行するようにチーム メンバーに指示します。
クライアント コンピューターからチーム プロジェクトに接続するようにチーム メンバーに指示します。 詳細については、「Team Foundation Server 上のチーム プロジェクトへの接続およびアクセス」および「Team Foundation クライアントの操作」を参照してください。
ソース コードをバージョン コントロールするように開発者に指示します。 詳細については、「バージョン管理へのファイルの追加」を参照してください。
Team Foundation ビルドを使用している場合、チーム プロジェクトに対してビルド定義を作成するようにビルド マネージャーに指示します。 詳細については、「アプリケーションのビルド」を参照してください。
(省略可能) チーム メンバーがチーム プロジェクトの成果物を使用できるようにするために、チーム プロジェクトのプロセス ガイダンスを確認するように指示します。 MSF プロセス テンプレートのいずれかを使用する場合、プロジェクトで使用するプロセス テンプレートに基づく次の表に示されているリンクを用意できます。
MSF for Agile Software Development v5.0
MSF for CMMI Process Improvement v5.0
製品の計画を立てる
プロジェクト マネージャーが製品の計画を立てる際にまず行うことは、追跡とスケジューリングの対象となる作業を定義することです。
MSF for Agile Software Development v5.0 のプロセス テンプレートをベースにしてチーム プロジェクトを作成した場合は、製品計画ブックを使用して製品バックログを作成することができます。 製品計画ブックを使用すると、ユーザー ストーリーのバックログを管理して、複数のイテレーション (スプリントとも呼ばれます) 間で作業負荷を分散させることができます。 製品を計画するには、プロジェクトに実装するストーリーに対し、ポイントの確認、順位付け、優先度付け、割り当てを行います。 作業負荷を分散させるには、各ストーリーを固有のイテレーションに割り当てて、すべてのイテレーションで割り当てられたストーリー ポイントの数が概ね等しくなるように割り当てを調整します。 詳細については、「製品計画ブック」を参照してください。
CMMI Process Improvement v5.0 の MSF のプロセス テンプレートをベースにしてチーム プロジェクトを作成した場合は、製品要求チーム クエリを使用して製品の計画に着手することができます。 このクエリは、Office Excel で開いて要件を追加し、Team Foundation に発行することができます。 Office Project を使用してプロジェクトの計画とスケジュールを立てることもできます。 詳細については、次のトピックを参照してください。