ネットワークと Web サービスへの接続 (HTML)
接続型アプリを作る方法について説明します。接続型 (ネットワーク認識型) アプリでは、RSS フィードやゲームなどのさまざまな目的や、近くのデバイスとのやり取りにネットワークを利用できます。
トピック | 説明 |
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ネットワーク サポートの追加 | すべての Windows ストア アプリは、アクセスが提供される前に、リソース要件を定義することが求められています。ネットワーク対応アプリはまた、頻繁な異なるネットワーク間での切り替わりや電源状態の切り替わりなど、Windows 8 デバイスのライフサイクルに対応する必要があります。このセクションでサポートされるシナリオを次に示します。
コード サンプル: バックグラウンド タスクのサンプル, ロック画面のアプリのサンプル, プッシュ通知と定期的な通知のクライアント側のサンプル, 直接通知のサンプル |
Web サービスへの接続 | HTTP と Representational State Transfer (REST) Web サービスに接続して、コンテンツのアクセス、保存、変更を行います。Web サービスとは、ユーザーがインターネット上で利用可能なエンティティやサービスを操作できるポイントのことです。Web サービスの多くの例の一部を次に示します。
コード サンプル: HttpClient のサンプル、Web 認証のサンプル |
WebSocket を使った接続 | WebSocket は、クライアントとサーバーが高速でセキュリティ保護された双方向通信を Web 経由で行うために使います。データはすぐに、全二重の 1 つのソケット接続によって転送され、両方のエンドポイント間のメッセージの送受信を、待機時間を短く、リアルタイムで実行できます。WebSocket 接続は、次のような機能を持つ Windows ストア アプリに適しています。
コード サンプル: WebSocket を使った接続のサンプル |
Windows ストア アプリを使ってソケットベースのネットワーク接続を確立します。基本的な TCP と UDP ソケット接続に加え、他の上位レイヤーのネットワーク プロトコルの実装を可能にする UDP マルチキャストもサポートします。このネットワーク機能によって、次のようなネットワーク接続シナリオを実現できます。
コード サンプル: DatagramSocket サンプル、StreamSocket サンプル |
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Live サービスの操作 | Windows ストア アプリで Live サービスに安全にサインインして、一般的なクラウドベースのサービスとデータを交換できるようにします。Live サービス機能をアプリに提供すると、ユーザーは自分の知っているサービスを使い続けて既によく知っている方法で友人と接続できるため、新しいアプリでもこれらの経験を活かすことができます。サポートされる Live サービス機能を次に示します。
コード サンプル: PhotoSky - OneDrive サンプル |
Microsoft Azure のモバイル サービスへの接続 | Azure のモバイル サービスを使って、クラウドベースのバックエンド サービスを Windows ストア アプリに追加します。このクラウド サービスを使うと、アプリの開発者はユーザーが価値を置くフロント エンドに集中することができます。一方、モバイル サービスによって、Microsoft Azure を使って次のようなクラウド ベースのタスクをより簡単に処理できます。
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近接通信とタップによる接続 | モバイル デバイスのローカライズされた接続と Windows 8 の共有機能を作ります。Windows ストア アプリで Proximity API を使うと、2 台のデバイスが互いに近接通信範囲内に入るか、物理的に一緒にタップされると、それぞれのデバイスが互いを認識できるようにすることができます。アプリでこの認識を利用して、2 台のデバイス間に接続を確立し、次のようなことを実現できます。
コード サンプル: Proximity サンプル |
接続状態とコストの管理 | ネットワーク リソースを効率よく使い、複数のネットワーク間を移動したり関連付けられている使用料金によってネットワークを利用したりするデバイスに関連するモバイル シナリオを得意とする Windows ストア アプリを作ります。これらの API を使うと、開発者は、エンド ユーザーのエクスペリエンスに直接影響を与えるシナリオでネットワーク認識を示す、次のような動作を追加できます。
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概要コンテンツへのアクセスと管理 | フィードを使って Web コンテンツを利用し配信する Windows ストア アプリを作ります。サポートされるプロトコルには、Really Simple Syndication (RSS)、Atom Syndication、Atom Publishing Protocol があります。コンテンツ配信処理には次のような処理があります。
さらに、JavaScript Object Notation (JSON) のために C++ がサポートされます。JSON は、多くの一般的な Web サービスから返されるデータ形式です。固定接続における待機時間を短縮することができるコンパクトなデータ形式です。 コード サンプル: AtomPub サンプル、Web サービスからのコンテンツやコントロールを統合するサンプル、Syndication サンプル |