PropVariantToUInt64 関数 (propvarutil.h)
PROPVARIANT 構造体から UInt64 値を抽出します。 値を抽出できない場合は、既定値が割り当てられます。
構文
PSSTDAPI PropVariantToUInt64(
[in] REFPROPVARIANT propvarIn,
[out] ULONGLONG *pullRet
);
パラメーター
[in] propvarIn
型: REFPROPVARIANT
ソース PROPVARIANT 構造体への参照。
[out] pullRet
種類: ULONGLONG*
この関数が戻るとき、 には抽出されたプロパティ値 (存在する場合) が格納されます。それ以外の場合は 0。
戻り値
種類: HRESULT
この関数が成功すると、 S_OKが返されます。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。
解説
このヘルパー関数は、呼び出し元のアプリケーションが PROPVARIANT が ULONGLONG 値を保持することを想定している場所で使用されます。 たとえば、プロパティ ストアから値を取得するアプリケーションでは、これを使用して、UInt64 プロパティの ULONGLONG 値を安全に抽出できます。
ソース PROPVARIANT に 型VT_UI8がある場合、このヘルパー関数は ULONGLONG 値を抽出します。 それ以外の場合は、 PROPVARIANT 構造体の値を ULONGLONG に変換しようとします。 変換できない場合、 PropVariantToUInt64 はエラー コードを返し、 pullRet を 0 に設定します。 可能な変換の一覧については、「 PropVariantChangeType 」を参照してください。 特に、 VT_EMPTY は正常に 0 に変換されます。
例
より大きなプログラムの一部として含める次の例は、PropVariantToUInt64 を使用して PROPVARIANT の ULONGLONG 値にアクセスする方法を示しています。
// IPropertyStore *ppropstore;
// Assume variable ppropstore is initialized and valid
PROPVARIANT propvar = {0};
HRESULT hr = ppropstore->GetValue(PKEY_Size, &propvar);
if (SUCCEEDED(hr))
{
// PKEY_Size is expected to produce a VT_UI8 or VT_EMPTY value.
// PropVariantToUInt64 will convert VT_EMPTY to 0.
ULONGLONG ullSize;
hr = PropVariantToUInt64(propvar, &ullSize);
if (SUCCEEDED(hr))
{
// ullSize is now valid
}
else
{
// ullSize is always 0
}
PropVariantClear(&propvar);
}
要件
サポートされている最小のクライアント | WINDOWS XP と SP2、Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 SP1 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | propvarutil.h |
Library | Propsys.lib |
[DLL] | Propsys.dll (バージョン 6.0 以降) |
再頒布可能パッケージ | Windows デスクトップ検索 (WDS) 3.0 |