PathEdit コントロール
PathEdit コントロールには、ユーザーがパスの終了セクションを選択できるようにする編集フィールドが表示されます。 このコントロールでは、選択したフォルダー名またはパス全体を編集フィールドに入力できます。 ユーザーは、ドライブ文字のないドライブに汎用名前付け規則 (UNC) パスを入力することもできます。 ユーザーが現在のボリュームに対して無効なパスの終了セグメントを入力した場合、PathEdit コントロールでは、フォーカスを次のコントロールに転送できません。
PathEdit コントロール、DirectoryCombo および DirectoryList コントロールは、同じ文字列値プロパティに関連付けられます。 このプロパティは、ユーザーが選択したパスです。 Control テーブルの Property 列にプロパティの名前を入力します。 このプロパティには、少なくとも 1 つのボリュームと 1 つのサブレベルを含む初期値が必要です。 Property テーブルの Value 列で、プロパティの初期値を指定します。
このコントロールは、PathEdit と DirectoryList コントロールと共に参照ダイアログで使用することを目的としています。
コントロールの属性
このコントロールでは次の属性を使用できます。 イベントを使用して属性の値を変更するには、EventMapping テーブルの ControlEvent にコントロールをサブスクライブし、Attribute 列に属性の識別子を記載します。 Event 列に ControlEvent の識別子を入力します。
属性識別子 | 16 進数ビット | 説明 |
---|---|---|
IndirectPropertyName | これは、コントロールに関連付けられている間接プロパティの名前です。 Indirect 属性ビットが設定されている場合、コントロールは、この名前を持つプロパティの値を表示または変更します。 Indirect 属性ビットが設定されている場合、この名前は、Control テーブルの Property 列に記載されているプロパティの値でもあります。 | |
Position | ダイアログ ボックス内のコントロールの位置。
Control テーブルの Width、Height、X、Y の各列に、コントロールの幅、高さ、左隅の座標を入力します。 長さと距離にはインストーラー単位を使用します。 |
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PropertyName | これは、このコントロールに関連付けられているプロパティの名前です。 Indirect 属性ビットが設定されていない場合、コントロールは、この名前を持つプロパティの値を表示または変更します。 この属性は、Control テーブルの Property 列で指定されます。 | |
PropertyValue | このコントロールによって表示または変更されるプロパティの現在の値。 Indirect 属性ビットが設定されていない場合、これは PropertyName の値です。 Indirect 属性ビットが設定されている場合、これは IndirectPropertyName の値です。 属性が変更された場合、コントロールは新しい値を反映します。 | |
テキスト | テキスト文字列のフォントとフォント スタイルを設定するには、表示される文字の文字列の先頭に {\style} または {&style} を付けます。 ここで、style は、TextStyle テーブルの TextStyle 列に記載されている識別子です。 これらのどちらも存在しない一方で、DefaultUIFont プロパティが有効なテキスト スタイルとして定義されている場合は、そのフォントが使用されます。ユーザーが入力できる文字数を指定するには、フォント指定の後に {n} を追加します。ここで、n は正の整数です。 |
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[表示] | 0x00000000 0x00000001 |
表示されないコントロール。 表示されるコントロール。 コントロールの作成時にコントロールを表示可能にするか非表示にするかを設定するには、Control テーブルの Attributes 列のビット ワードにこのビットを含めます。 ControlCondition テーブルを使って、コントロールの非表示または表示を設定することもできます。 |
有効 | 0x00000000 0x00000002 |
無効状態のコントロール。 有効状態のコントロール。 作成時にコントロールを有効にするには、Control の Attributes 列のビット ワードにこのビットを含めます。 ControlCondition テーブルを使用して、コントロールを有効または無効にすることもできます。 |
Sunken | 0x00000000 0x00000004 |
既定の表示スタイルを表示します。 浮き彫りの 3-D の外観を使用してコントロールを表示します。 Control テーブルの Attributes 列のビット ワードにこれらのビットを含めます。 |
間接 | 0x00000000 0x00000008 |
コントロールは、Control テーブルの Property 列内にあるプロパティの値を表示または変更します。 コントロールは、Control テーブルの Property 列に記載されている識別子を持つプロパティの値を表示または変更します。 このコントロールに関連付けられているプロパティが間接的に参照されるかどうかを決定します。 |
RTLRO | 0x00000000 0x00000020 |
コントロール内のテキストは、左から右への読み取り順序で表示されます。 コントロール内のテキストは、右から左への読み取り順序で表示されます。 |
RightAligned | 0x00000000 0x00000040 |
コントロール内のテキストは、左揃えになります。 コントロール内のテキストは、右揃えになります。 |
解説
PathEdit コントロールは、Edit コントロールから派生します。
スクリーン リーダーとの互換性を保つには、PathEdit コントロールを最初のアクティブ コントロールとして設定したダイアログ ボックスを作成するときに、編集フィールドに属するテキスト フィールドを Dialog テーブルの最初のアクティブなコントロールにする必要があります。 静的テキストにフォーカスを移すことができないので、ダイアログ ボックスが作成されると、意図したとおりに編集フィールドに最初にフォーカスが設定されます。こうすることでスクリーン リーダーで正しい情報が表示されるようになります。