時刻と出勤の登録について

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3, Microsoft Dynamics AX 2012 R2, Microsoft Dynamics AX 2012 Feature Pack, Microsoft Dynamics AX 2012

[時刻と出勤] 機能を使用すると、勤務時間と勤怠の入力および登録が行えます。

勤務時間および勤怠について

[時刻と出勤] では、出勤、退勤、ジョブ、休暇など、さまざまなタイプの登録を行えます。また、給与データの生成に使用できる機能もあります。主な目的は次のとおりです。

  • あらかじめ定義された作業時間プロファイルと作業者の登録に基づいた作業者の勤務時間の計算

  • 作業者の勤務業時間および勤怠の管理

  • 作業者への正しい支払を保証する給与基準の生成

[時刻と出勤] を使用する会社では、作業者は、勤務時間と勤怠の登録を行う必要があります。会社によっては、出勤と退勤の登録のみを作業者に義務付けている場合があります。また、プロジェクト、間接活動、および休憩など、時間の使い道の登録を義務付けている会社もあります。

[時刻と出勤] の対象ユーザーは次のとおりです。

  • 定期的 (毎日、毎週、隔週など) な勤務時間と勤怠の登録が義務付けられている作業者。

  • 作業者の登録内容の計算、承認、および移動を行う監督者、マネージャ、および給与担当者。

注意

[時刻と出勤] が、勤怠登録と給与計算の処理に設定され、[製造実行] 機能が併用されている場合は、プロジェクトまたはプロジェクト活動、休暇コード、間接活動、残業、およびフレックスなどの勤怠機能も [製造実行] で使用できます。

作業時間および勤怠の登録

[時刻と出勤] では、作業者が各種タイプの登録を行えます。

  • 出勤および退勤

    作業者は、職場への到着時に出勤登録を行い、帰宅時に退勤登録を行います。

  • プロジェクトの登録

    作業者は、プロジェクトおよびプロジェクト活動の時間を登録できます。

  • プロジェクト手数料およびプロジェクト品目の登録

    プロジェクトに従事している作業者は、マイレージおよび橋の通行料などの経費をプロジェクト手数料仕訳帳に登録できます。また、プロジェクトで消費する品目の登録も可能です。これは、プロジェクト品目仕訳帳ですべて行います。

  • 休暇の登録

    作業者は、システムで設定されたさまざまな休暇コードの時間を登録できる場合があります。作業者が遅刻した場合、就業時間中の外出を要求した場合、または標準作業時間プロファイルより早く帰宅した場合には、休暇として示すことができます。

  • 休憩の登録

    就業時間中に作業者が休憩を登録します。複数の休憩タイプを設定できます。作業者が戻り、再度ログオンすると、システムは作業者が戻り、休憩登録を中止すると登録します。

  • 間接活動の登録

    間接活動は、部門会議、チーム会議、特定のプロジェクトまたはジョブに直接関係しないタスクなど、作業者が就業時間内に携わる非生産時間的な活動です。作業者は、システムで設定された間接活動を登録できる場合があります。

  • 登録の残業時間

    作業者は、超過時間をフレックス時間または残業時間として登録できます。

注意

作業者が [時刻と出勤] で登録できるようにするためには、作業者を時間登録作業者として設定する必要があります。

参照

時間登録作業者について

時刻と出勤の登録を作成

登録の計算、承認、および移動について

時間と出勤の登録のプロファイルについて

時刻と出勤の給与の管理について