カタログ ソース コードの設定

適用: Microsoft Dynamics AX 2012 R3

印刷カタログを制作する会社は、ソース・コードを使用して個々のカタログに対する顧客の応答を追跡できます。ソース コードは、多くの場合、カタログの裏面に印刷され、顧客が購買を行うときに販売注文に入力されます。このトピックでは、カタログのソース コードの設定方法について説明します。

ソース コードを設定する手順には、次のタスクが含まれます。

1. カタログの対象となる潜在顧客の一覧である、ターゲット マーケットを定義します。

2. ソース コードを作成します。

3. ソース コードをカタログとターゲット マーケットの両方に関連付けます。

販売注文に入力されているコードを追跡することで、会社は、顧客のさまざまなグループに送信されるカタログ メーリングの有効性を分析できます。

必要条件

次の表に、開始する前に準備が整っている必要のある前提条件を示します。

1.ターゲット マーケットの定義

ターゲット マーケットは、カタログの対象となる潜在顧客の一覧です。このリストは会社内部で作成することも、購入することも賃借することもできます。

最初に、購入または賃借などの、使用する顧客リストのリスト タイプを定義する必要があります。また、必要に応じて、リスト ブローカーを定義できます。リスト タイプとリスト ブローカーを定義するには、次の手順に従います。

1. コール センター >設定 >タイプ >リスト >リスト タイプ をクリックします。

2. [新規] をクリックして新しいリスト タイプを作成し、リスト タイプの名前と説明を入力します。

3. [リスト タイプ] フィールドで、作成するリストのタイプ (購入、賃借、その他) を選択します。

4. 手順 2 ～ 3 を繰り返して必要なすべてのリスト タイプを追加し、[リスト タイプ] フォームを閉じます。

5. オプション:コール センター >設定 >タイプ >リスト >リスト ブローカー をクリックします。

6. [新規] をクリックして新しいリスト ブローカー レコードを作成し、そのリスト ブローカーの名前と説明を入力します。この手順を繰り返して必要なすべてのリスト ブローカーを追加し、[リスト ブローカー] フォームを閉じます。

次に、顧客リストを関連付けたターゲット マーケットを定義する必要があります。ターゲット マーケットを定義するには、次の手順に従います。

1. コール センター >仕訳帳 >ターゲット マーケット をクリックします。

2. [新規] をクリックして、新しいターゲット マーケットを作成します。

3. [ターゲット マーケット ID] フィールドに、ターゲット マーケットの固有 ID を入力します。

4. [リスト名] フィールドで、使用するリストのタイプ (賃借、購入、その他) を選択します。

5. オプション: [一般] クイックタブで、リストの人口統計を入力します。この情報は、顧客リスト全体としての最近の購買の状況、購買の頻度を示し、これらの購買の金額も示します。

6. オプション: 顧客レコード で、次の情報を入力します。

   • [購買済] – リストの仲介取引で購買した名前の数。

   • [使用済] –ターゲット マーケットに含める、リストからの名前の数。

7. [顧客] クイックタブで、[新規] をクリックし、ターゲット マーケットに含まれる顧客または見込顧客の勘定番号と名前を入力します。この手順を繰り返して、リストに顧客を追加します。

8. "ターゲット マーケットの定義" フォームを閉じます。

2.ソース コードの作成

ソース コードは、カタログとターゲット マーケットを関連付けます。必要に応じて、推定売上、印刷やメーリングのコスト、配布数量などの予算情報を、ソース コードに追加できます。また、コードをキャンペーンに関連付けることもできます。

ソース コードを作成するには、次の手順に従います。

1. 小売 >共通 >カタログ >カタログ をクリックします。

2. ソース コードに関連付けるするカタログを選択し、次に [アクション ペイン] で [編集] をクリックします。

3. "ソース コード"クイックタブで、[追加] をクリックします。

4. [ソース コード ID] フィールドに、ソース コードの固有のコードを入力します。

5. [ターゲット マーケット ID] フィールドに、前の手順で作成したターゲット マーケットの ID を入力します。

6. オプション: [ソース コード] クイックタブで、[詳細] をクリックします。[ソース コード定義] フォームの [一般] タブで、ソース コードの追加データを入力します。

   • [予算] セクションで、ソース コードの追跡のために、推定売上、メーリング コスト、および印刷コストなどの予算データを入力します。

   • [ドロップ情報] セクションで、ソース コード付きのカタログを入れた郵送に関する情報を入力します。

   • [キャンペーン] セクションで、ソース・コードがキャンペーンに関連付けられている場合、ソース・コードが関連付けられているキャンペーンの ID を入力します。

7. コール センター カタログを作成する に示すように、カタログを公開します。

3.オプション: 交換のためのソース コードの設定

顧客が交換を行うときに使用するソース コードを指定するパラメーターを設定できます。詳細については、「パラメーターおよび初期設定のコンフィギュレーション (コール センター)」の「RMA/返品」のセクションを参照してください。

次のステップ

ソース コードの設定を完了したら、販売注文でソース コードを使用できます。詳細については、「カタログ ソース コードの入力」を参照してください。ソース コードを参照する販売注文の作成を完了すると、ソース コードの販売データを表示および分析できます。詳細については、「ソース コード データの分析」を参照してください。

関連タスク

コール センター カタログを作成する

カタログ ソース コードの入力

ソース コード データの分析

システム管理者向け技術情報

このタスクを完了するために使用するページに対するアクセス権限がない場合は、システム管理者に連絡し、次の表に示される情報を提供します。

参照

カタログ領域分析の実行