デバイス更新サービスの概要

トピックの最終更新日: 2009-06-02

デバイス更新サービスでは、組織の Office Communications Server 2007 R2 Communicator Phone Edition および RoundTable デバイスに対する更新プログラムの管理と展開に役立つ以下の機能を実行できます。

  • 更新ファイルの管理。マイクロソフトから取得した更新キャビネット (.cab) ファイルをデバイス更新サービスの管理コンソールにアップロードすると、デバイス更新サービスのデータ ストアにファイルのデータが書き込まれます。また、イメージ ファイルも .cab ファイルからデバイス更新のファイル ストアにコピーされます。
  • デバイスの更新プログラムの管理。管理コンソールを使用して、デバイスの更新プログラムをアップロード、表示、承認、拒否、ロールバック、および削除することができます。また、保留中の更新プログラムをテストするためのテスト デバイスを追加することもできます。さらに、デバイス更新サービスでは、すべての更新アクティビティがログに記録され、ログ ファイルの管理と削除に関する設定も行うことができます。
  • 承認された更新プログラムの自動展開。デバイスは、電源が投入されるたびに、自動的にデバイス更新サービスに接続されます。デバイスで実行されている現在のファームウェアのバージョンに承認済みの更新プログラムがあると、デバイス更新サービスによって自動的に更新プログラムがデバイスに展開されます。

デバイス更新サービスは、Web コンポーネント サーバー上で動作します。Web コンポーネント サーバーと同様に、デバイス更新サービスもプールごとに個別のインスタンスが実行されます。デバイス更新サービスの構成を変更した場合、現在のプール内のすべてのサーバーに反映されますが、他のプールには反映されません。Office Communications Server 2007 R2 Enterprise Edition では、プールに複数のサーバーを含めることができます。Office Communications Server 2007 R2 Standard Edition の場合は、サーバーはプールごとに 1 つだけです。

このセクションの以降のトピックでは、デバイス更新サービスのコンポーネントとアーキテクチャ、および更新プロセスの流れについて説明します。また、デバイス更新サービスの一般的なシナリオも示します。