1 問対話ワークフローの作成

トピックの最終更新日: 2009-05-22

1 問対話ワークフローを作成する場合は、ワークフローの開始メッセージ、保留音、およびワークフローの対応時間を選択できます。

1 問対話ワークフローでは、対話型音声応答 (IVR) を使用して通話がルーティングされます。ユーザーは、発信者に対する二択式の質問を指定できます。質問に対する発信者の応答に応じて、通話が適切なキューにルーティングされます。IVR の設計の詳細については、「対話型音声応答の使用による通話の流れの設計」を参照してください。

開始メッセージや保留音など、一部の設定には .wav ファイルを使用できます。サポートされている .wav ファイル形式の詳細については、「WAV ファイルの要件」を参照してください。

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ワークフローは、必ず連絡先オブジェクトに関連付ける必要があります。連絡先オブジェクトとは、セッション開始プロトコル (SIP) URI (Uniform Resource Identifier) アドレスが関連付けられた Active Directory オブジェクトで、RGSCOT.exe コマンド ライン ツールを使用して作成されます。各連絡先オブジェクトは、1 つのワークフローのみに関連付けることができます。ワークフローを作成する前に、連絡先オブジェクトを作成する必要があります。詳細については、「連絡先オブジェクトの作成」を参照してください。

1 問対話ワークフローを作成するには

  1. RTCUniversalServerAdmins のメンバとしてログインします。

  2. Web ブラウザを開き、https://server-FQDN/rgs/deploy/default.aspx に接続します。ここで、server-FQDN は、応答グループ サービスを実行しているサーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) です。

  3. [1 問対話テンプレート] の説明の横にある [作成] をクリックします。

  4. (オプション) ユーザーがワークフローの呼び出しを開始できない場合は、[ワークフローのアクティブ化] チェック ボックスをオフにします。

  5. [通話を受け取るグループのアドレスを選択します] ボックスで、ワークフローへの通話に応答するグループのアドレスをクリックします。

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    各アドレスは、連絡先オブジェクトに関連付けられます。一覧には、未使用のすべての連絡先オブジェクトのアドレスが含まれています。
  6. (オプション) [説明] ボックスに、Office Communicator の連絡先カードに表示する、ワークフローの説明を入力します。

  7. [ステップ 2 言語の選択] で、音声合成と音声認識で使用する言語をクリックします。

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    言語を選択するには、対応する言語パックが既にサーバーにインストールされ、登録されている必要があります。言語パックの詳細については、「言語パックのインストール」を参照してください。
  8. 開始メッセージを設定するには、[ステップ 3 開始メッセージの構成] で [開始メッセージを再生する] チェック ボックスをオンにし、次のいずれかの操作を行います。

    • 開始メッセージをテキストとして入力するには、[音声合成を使用する] をクリックし、テキスト ボックスに開始メッセージを入力します。

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      テキスト入力では HTML タグを使用できません。HTML タグを使用すると、エラー メッセージが表示されます。
    • 開始メッセージに .wav ファイルの録音を使用するには、[録音を選択する] をクリックします。現在読み込まれているファイルを使用しない場合は、[録音] リンクをクリックします。新しいブラウザ ウィンドウで [参照] をクリックし、使用する .wav ファイルを選択して、[開く] をクリックします。[アップロード] をクリックして .wav ファイルを読み込んでから、テキスト ボックスに開始メッセージを入力します。

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      ユーザーが指定したすべての .wav ファイルは、特定の要件を満たしている必要があります。サポートされている .wav ファイル形式の詳細については、「WAV ファイルの要件」を参照してください。
  9. [ステップ 4 状態の指定] の [タイム ゾーン] ボックスで、ワークフローのタイム ゾーンをクリックします。

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    このタイム ゾーンは、ワークフローの発信者とエージェントの所在地のタイム ゾーンです。これを使用して、始業時間と終業時間が計算されます。たとえば、東部標準時を使用するようにワークフローが構成されており、ワークフローで始業時刻が 7:00、終業時刻が 11:00 にスケジュールされている場合は、東部標準時の 7:00 と 11:00 がそれぞれ始業時刻と終業時刻であると見なされます。
  10. ワークフローの対応時間を定義するには、[スケジュールのプリセット] ボックスで、事前設定されているスケジュールの 1 つをクリックしてから、必要に応じて、[開く] ボックスと [閉じる] ボックスの時間を変更します。

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    事前設定されたスケジュールをクリックすると、[開く] ボックスと [閉じる] ボックスには、事前設定されたスケジュール時間が表示されます。必要に応じて、スケジュール時間を変更できます。営業時間の形式は 24 時間制です。たとえば、職場の営業時間が営業日の 9 ~ 5 時までで、昼休みのために正午にオフィスを一度閉める場合は、これを、9:00 に開き、12:00 に閉じ、13:00 に開き、17:00 に閉じるとして表すことができます
    事前設定されたスケジュールを使用しない場合は、[スケジュールのプリセット] ボックスを空白のままにして、[開く] ボックスと [閉じる] ボックスに手動で値を設定します
  11. [標準休日設定] セクションで、ワークフローで使用する休日セットの横にあるチェック ボックスをオンにします。

    Dd425233.note(ja-jp,office.13).gif注:
    休日セットは、管理者がサーバー プールに設定できる休日の一覧です。休日セットには、休日セット内の各休日の開始時間と終了時間が含まれています。休日セットの時間は、ワークフローの営業時間より優先されます。休日セットの詳細については、「休日セットの作成」を参照してください。
  12. 営業時間外にメッセージを再生するには、[ワークフローの対応時間でないときにメッセージを再生します] チェック ボックスをオンにし、次の操作を行います。

    1. 営業時間外に再生するメッセージを次のように指定します。
      • メッセージをテキストとして入力するには、[音声合成を使用する] をクリックし、テキスト ボックスにメッセージを入力します。

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        テキスト入力では HTML タグを使用できません。HTML タグを使用すると、エラー メッセージが表示されます。
      • メッセージに .wav ファイルの録音を使用するには、[録音を選択する] をクリックします。現在読み込まれているファイルを使用しない場合は、[録音] リンクをクリックします。新しいブラウザ ウィンドウで [参照] をクリックし、使用する .wav ファイルを選択して、[開く] をクリックします。[アップロード] をクリックして .wav ファイルを読み込んでから、テキスト ボックスにメッセージを入力します。

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        ユーザーが指定したすべての .wav ファイルは、特定の要件を満たしている必要があります。サポートされている .wav ファイル形式の詳細については、「WAV ファイルの要件」を参照してください。
    2. メッセージの再生後の処理を指定します。
      • 通話を終了するには、[終話] をクリックします。
      • 通話をボイス メールに転送するには、[ボイス メールに転送] をクリックして、ボイス メール アドレスを入力します。ボイス メール アドレスの形式は username@domainname (例: bob@contoso.com) です。
      • 通話を別のユーザーに転送するには、[SIP URI に転送] をクリックして、転送先のユーザーのアドレスを入力します。ユーザー アドレスの形式は username@domainname です。
      • 通話を別の電話番号に転送するには、[電話番号に転送] をクリックして、電話番号を入力します。電話番号の形式は number@domainname (例: +14255550121@contoso.com) です。
  13. [ステップ 5 保留音の構成] で、次のいずれかの操作を実行して、発信者がエージェントの応答を待機しているときの保留音を選択します。

    • 既定の保留音の録音を使用するには、[既定値を使用する] をクリックします。

    • 保留音に .wav ファイルの録音を使用するには、[保留音を選択する] をクリックします。現在読み込まれているファイルを使用しない場合は、[保留音] リンクをクリックします。新しいブラウザ ウィンドウで [参照] をクリックし、使用する .wav ファイルを選択して、[開く] をクリックします。[アップロード] をクリックし、.wav ファイルを読み込みます。

      Dd425233.note(ja-jp,office.13).gif注:
      ユーザーが指定したすべての .wav ファイルは、特定の要件を満たしている必要があります。サポートされている .wav ファイル形式の詳細については、「WAV ファイルの要件」を参照してください。
  14. [ステップ 6 対話型音声応答の構成] の [質問] セクションで、次のように発信者に対する質問を指定します。

    • 質問をテキスト形式で入力するには、[音声合成を使用する] をクリックし、テキスト ボックスに質問を入力します。質問は、音声合成テクノロジを使用して変換されます。

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      テキスト入力では HTML タグを使用できません。HTML タグを使用すると、エラー メッセージが表示されます。
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      "#" 記号は、音声合成エンジンによって "番号" という語に変換されます。# キーを示す必要がある場合は、記号ではなく、キーの名前を質問に使用してください。たとえば、「営業部門をご希望の場合は、シャープを押してください」とします
    • 質問を含む録音済みの .wav ファイルを使用するには、[録音を選択する] をクリックし、[録音] リンクをクリックします。新しいブラウザ ウィンドウで [参照] をクリックし、.wav ファイルを選択して、[開く] をクリックします。[アップロード] をクリックしてファイルを読み込んでから、テキスト ボックスに質問を入力します (これにより、質問と発信者の応答が応答エージェントに転送されます)。

      Dd425233.note(ja-jp,office.13).gif注:
      ユーザーが指定したすべての .wav ファイルは、特定の要件を満たしている必要があります。サポートされている .wav ファイル形式の詳細については、「WAV ファイルの要件」を参照してください。
  15. [応答 1] で、次の操作を実行して、質問に対する 1 つ目の回答を指定します。

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    発信者が音声、キーパッド入力、または両方を使用して応答できるようにすることもできます。
    • 発信者が音声で応答できるようにする場合は、[音声応答の入力] ボックスに応答を入力します。
    • キーパッド入力で応答できるようにする場合は、[数字] ボックスで、目的のキーパッドの数字をクリックします。
  16. [キューの選択] ボックスで、発信者の送り先のキューをクリックします。

  17. [応答 2] で、ステップ 15. および 16. を繰り返し、質問に対する 2 つ目の回答を指定します。

  18. [展開] をクリックします。