ユニファイド メッセージングのパフォーマンス カウンタ参照

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2006-12-08

パフォーマンス ツールを使用して、ユニファイド メッセージング サーバーの役割がインストールされていて Microsoft Exchange Server 2007 を実行しているローカルまたはリモート コンピュータからパフォーマンス情報を自動的に収集できます。ログの自動生成を開始および終了する時間を定義したり、複数のログ セッションを 1 つのコンソール ウィンドウから管理したり、条件が一致した場合にメッセージの送信またはログの開始が有効なコンピュータ上で警告を設定したりできます。ここでは、ユニファイド メッセージング (UM) のパフォーマンス カウンタについて説明します。

パフォーマンスの概要

Microsoft Windows Server 2003 ファミリは、オブジェクト、カウンタおよびインスタンスに関してパフォーマンス データを収集して定義します。パフォーマンス ツール、パフォーマンス ログおよび警告を使用して、パフォーマンス オブジェクト、カウンタ、およびインスタンスを選択し、システム コンポーネントまたはインストールされたソフトウェアのパフォーマンスについてのデータを収集して表示できます。

パフォーマンス オブジェクトおよびパフォーマンス カンウタ

ユニファイド メッセージング サーバーの役割をインストールするときに、パフォーマンス カウンタが多数含まれているパフォーマンス オブジェクトがいくつかインストールされます。パフォーマンス オブジェクトは、特定のリソース、アプリケーション、またはサービスに動作を測定します。パフォーマンス オブジェクトおよびパフォーマンス カウンタは、ユニファイド メッセージング コンポーネント、機能、およびサービスが使用されているコンピュータ上からそれらのパフォーマンス データを取得します。このパフォーマンス データには、通常、データを生成したコンポーネントの名前が付けられます。パフォーマンス カウンタは、指定のパフォーマンス オブジェクトについて特定の情報またはデータを収集するために使用されます。

UM パフォーマンス オブジェクト

ユニファイド メッセージングの各パフォーマンス オブジェクトは、UM のパフォーマンス面を測定します。たとえば、MSExchangeUMCallAnswering は通話応答を、MSExchangeUMFax は FAX メッセージを、MSExchangeAvailability は UM システムのリソースおよび可用性をそれぞれ監視します。

各 UM パフォーマンス オブジェクトには、最低 1 つのインスタンスがあります。インスタンスは、特定のオブジェクトの種類の一意なコピーです。ただし、MSExchangeUMAutoAttendant パフォーマンス オブジェクトは、複数のインスタンスをサポートする唯一の UM パフォーマンス オブジェクトです。

ユニファイド メッセージングを監視するパフォーマンス オブジェクトは複数あります。実装する機能に応じて、以下の UM パフォーマンス オブジェクトを監視できます。

  • MSExchangeUMGeneral
  • MSExchangeUMCallAnswering
  • MSExchangeUMFax
  • MSExchangeUMSubscriberAccess
  • MSExchangeUMAutoAttendant
  • MSExchangeAvailability
  • MSExchangeUMPerformance

UM パフォーマンス カウンタ

パフォーマンス カウンタは、数、サイズ、期間、要求または受信されるデータの速度ごとに、ユニファイド メッセージングの情報量、またはデータ量を測定します。パフォーマンス カウンタからエラー メッセージの一覧のような詳細の一覧は取得できません。代わりに、ユニファイド メッセージングのパフォーマンス カウンタを使用して、通話の合計数、システムが受信した電子メール メッセージの数、および UM 自動応答によって転送された通話数など、数量を取得します。

以下のトピックでは、さまざまな種類のユニファイド メッセージング パフォーマンス カウンタについて説明します。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。