DTS 2000 パッケージ実行タスク
DTS 2000 パッケージ実行タスクは、SQL Server 2000 ツールを使用して開発されたパッケージを実行します。このタスクを使用すると、SQL Server 2000 DTS パッケージを SQL Server データ変換ソリューションに含めることができます。パッケージには、パッケージ実行タスクと DTS 2000 パッケージ実行タスクの両方を含めることができます。タスクの種類ごとに、異なるバージョンのランタイム エンジンが使用されているためです。
重要 |
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DTS 2000 パッケージ実行タスクは、廃止されたコンポーネントであるデータ変換サービス (DTS) との互換性を保つためにのみ提供されています。詳細については、「データ変換サービス (DTS)」を参照してください。 |
重要 |
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SQL Server 2008 では DTS パッケージ用のランタイム サポートはインストールされません。DTS パッケージを実行するには、このランタイム サポートをインストールする必要があります。DTS サポートをインストールする方法については、「データ変換サービス パッケージのサポートをインストールする方法」を参照してください。 |
注意 |
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64 ビットのコンピュータで 64 ビット モードで実行されているパッケージでは、DTS 2000 パッケージ実行タスクを使用できません。以前のバージョンの SQL Server で作成されたデータ変換サービス (DTS) パッケージの 64 ビット デザイン時サポートまたはランタイム サポートはありません。詳細については、「SQL Server 2008 でのデータ変換サービス (DTS) のサポート」を参照してください。 |
DTS 2000 パッケージ実行タスクは、SQL Server 2000 パッケージを実行しますが、それ以外の機能は、パッケージ実行タスクの機能と同様です。DTS 2000 パッケージ実行タスクは、次の目的で使用できます。
複雑なパッケージ ワークフローを分割します。このタスクによりワークフローを複数のパッケージに分割できるため、読み取り、管理が容易になります。たとえば、スター スキーマにデータを読み込む場合、個別のパッケージを構築して各ディメンション テーブルおよびファクト テーブルを設定できます。
パッケージのパーツを再利用します。パッケージ ワークフローのパーツを他のパッケージで再利用できます。たとえば、各種パッケージからの呼び出しが可能なデータ抽出モジュールを作成できます。抽出モジュールを呼び出す各パッケージは、各種データのスクラビング、フィルタによる選択、集計操作を実行します。
作業単位をグループ化します。作業単位を個別のパッケージにカプセル化し、トランザクション コンポーネントとして親パッケージのワークフローに結合できます。たとえば、親パッケージはアクセサリ パッケージを実行し、その実行の成否に基づいてトランザクションをコミットまたはロールバックします。
パッケージのセキュリティを管理します。パッケージ作成者がアクセスを必要とするのは、マルチパッケージ ソリューションの一部のみです。パッケージを複数パッケージに分割することにより、作成者に関連パッケージのみへのアクセス権を与えることができるため、セキュリティ レベルを高めることができます。
DTS 2000 パッケージ実行タスクなどの他のパッケージを実行するパッケージは、通常、親パッケージと呼ばれ、親ワークフローで実行されるパッケージは子パッケージと呼ばれます。
DTS 2000 パッケージ実行タスクは、SQL Servermsdb データベース、構造化ストレージ ファイル、および Meta Data Services に格納されているパッケージを実行できます。msdb または Meta Data Services に格納されているパッケージを選択する場合、サーバーの名前を指定して認証方法を選択する必要があります。このタスクでは、Windows 認証および SQL Server 認証がサポートされます。可能であれば、Windows 認証を使用してセキュリティを高めてください。ファイル システム内に格納されたパッケージを選択する場合、パッケージの名前と格納場所を指定する必要があります。パッケージはファイル システム内の任意の場所に格納できます。親パッケージと同じフォルダ内にある必要はありません。
パッケージは、元の格納場所または形式にかかわらず、DTS 2000 パッケージ実行タスクに読み込んで内部的に保存できます。SQL Server 2000 DTS パッケージを読み込んだり、DTS デザイナを開いて子パッケージを表示および変更するには、SSIS デザイナで提供される [DTS 2000 パッケージ実行タスク エディタ] ダイアログ ボックスを使用します。
注意 |
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Business Intelligence Development Studio では、直接 DTS パッケージを開いたり変更したりできません。さらに、SQL Server 2008 と SQL Server 2005 のどちらにおいても、DTS パッケージの変更に必要な DTS パッケージ デザイナはインストールされません。ただし、DTS パッケージ デザイナをダウンロードしてインストールし、DTS パッケージの変更に使用することができます。DTS パッケージのデザイン時サポートをインストールする方法については、「データ変換サービス パッケージのサポートをインストールする方法」を参照してください。このツールをインストールすると、Management Studio または Business Intelligence Development Studio の DTS 2000 パッケージ実行タスク エディタで DTS パッケージを表示および変更できます。 DTS パッケージ デザイナは SQL Server 2008 のツールで使用できますが、デザイナの機能は SQL Server 2008 では更新されていません。 |
DTS 2000 パッケージ実行タスクでは、内部変数および外部変数を使用できます。内部変数は子パッケージ内の変数で、外部変数は親パッケージ内の変数です。内部変数を使用すると、DTS 2000 パッケージ実行タスクは、更新した値を SQL Server 2000 DTS パッケージ内のグローバル変数に渡すことができます。外部変数を使用すると、パッケージを呼び出すことで、変数の値を子パッケージに渡すことができます。たとえば、外部変数の値は子パッケージのスクリプト内で使用できます。詳細については、「Integration Services の変数」および「パッケージでの変数の使用」を参照してください。
Integration Services では Meta Data Services がサポートされていません。このため Integration Services パッケージでは、Meta Data Services に保存されている SQL Server 2000 DTS パッケージを DTS 2000 パッケージ実行タスクで実行することができません。Meta Data Services のパッケージを実行するには、SQL Server 2000 DTS ランタイムを使用する必要があります。これらのパッケージを実行するには、Meta Data Services のパッケージを実行する SQL Server 2000 の親パッケージを作成し、この親パッケージを SQL Server または構造化ストレージ ファイルに保存します。その結果、DTS 2000 パッケージ実行タスクからその親パッケージを実行して、Meta Data Services のパッケージを実行できます。
DTS 2000 パッケージの多くは SQL Server に移行できます。詳細については、「データ変換サービス パッケージの移行」を参照してください。
その他の関連タスク
Integration Services には、SQL Server のパッケージ、実行可能ファイル、およびバッチ ファイルの実行などの、ワークフロー処理を実行するタスクが含まれています。
これらのタスクの詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
DTS 2000 パッケージ実行タスクで使用できるカスタム ログ エントリ
次の表は、DTS 2000 パッケージ実行タスクで使用できるカスタム ログ エントリの一覧です。詳細については、「パッケージへのログ機能の実装」および「ログ記録用のカスタム メッセージ」を参照してください。
ログ エントリ |
説明 |
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ExecuteDTS80PackageTaskBegin |
タスクが DTS 2000 パッケージの実行を開始したことを示します。 |
ExecuteDTS80PackageTaskEnd |
タスクが終了したことを示します。
注意
DTS 2000 パッケージは、タスク終了後も引き続き実行される場合があります。
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ExecuteDTS80PackageTaskTaskInfo |
タスクに関する説明情報を提供します。 |
ExecuteDTS80PackageTaskTaskResult |
タスクで実行された DTS 2000 パッケージの実行結果を報告します。 |
DTS 2000 パッケージ実行タスクの構成
プロパティを設定するには、SSIS デザイナから行うか、またはプログラムによって設定します。
SSIS デザイナで設定できるプロパティの詳細については、次のトピックのいずれかを参照してください。
SSIS デザイナでこれらのプロパティを設定する方法については、次のトピックを参照してください。
プログラムによる、DTS 2000 パッケージ実行タスクの構成
プログラムによってこれらのプロパティを設定する方法については、次のトピックを参照してください。
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