Power View (SSRS)

[アーティクル]
09/10/2013

重要
office.microsoft.com で最新の Power View 関連ドキュメントを参照してください。 Power View は Microsoft Excel 2013 の一機能として利用できるようになりました。また、Microsoft SharePoint Server 2010 および 2013 の Enterprise Edition 用の Microsoft SQL Server 2012 Reporting Services アドインに含まれています。

Microsoft SharePoint Server 2010 Enterprise Edition 用の SQL Server 2012 Reporting Services アドインの機能である Power View では、対話型データの探索、ビジュアル化、およびプレゼンテーションが可能です。データアナリスト、意思決定者、インフォメーションワーカーなどのビジネスユーザーのための、直感的なアドホックレポートを提供します。これを使用すると、PowerPivot ギャラリーで発行される PowerPivot ブックに基づくテーブルモデル、または SQL Server 2012 Analysis Services (SSAS) インスタンスによって配置されるデータモデルからデータのビューを簡単に作成して対話できます。 Power View は、SharePoint Server 2010 から起動する、ブラウザーベースの Silverlight アプリケーションです。ユーザーは、インタラクティブなプレゼンテーションを通じて組織で意見を提示したり、他のユーザーと共有したりすることができます。

Power View レポートには、複数のビューがあり、タイル、スライサー、グラフフィルターのほか、カード、スモールマルチプル、バブルチャートなどの多くの視覚エフェクトが含まれます。

デザインモードのレポート

Power View のその他のリソースについては、Microsoft TechNet Wiki の「Power View の概要」ページを参照してください。

この記事の内容

いつでも表示可能

ベースはデータモデル

視覚的なデザイン環境

データの視覚エフェクトの作成

データのフィルター処理と強調表示

並べ替え

複数のビューを含むレポート

パフォーマンス

Power View、レポートビルダー、レポートデザイナーの比較

このセクションの内容

いつでも表示可能

Power View レポートはいつでも表示可能です。使用するのは実際のデータであるため、いつでもデータを参照して表示することができます。レポートをプレビューして表示を確認する必要はありません。

Power View には、読み取り表示モードと全画面表示モードがあります。これらの表示モードでは、リボンやその他のデザインツールが非表示になり、その分のスペースが視覚エフェクトに使用されます。これらのモードでも、フィルター処理や強調表示など、レポートの対話機能はすべて使用できます。

Power View レポートの対話形式バージョンを PowerPoint にエクスポートできます。 Power View の各ビューは、独立した PowerPoint スライドになります。 PowerPoint にエクスポートした Power View レポートの操作は、Power View の読み取りモードおよび全画面モードでの Power View ビューの操作に似ています。レポート作成者が各ビューに追加した視覚エフェクトおよびフィルターを操作できますが、視覚エフェクトおよびフィルターを作成することはできません。詳細については、「Power View レポートの作成、保存、エクスポート、および印刷」の「PowerPoint へのエクスポート」を参照してください。

さらに、SharePoint Server 2010 にレポートをパブリッシュすることもできるため、他のユーザーが表示したり操作したりすることも可能です。

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ベースはデータモデル

Power View は、SharePoint Server 2010 のデータモデルからブラウザーで直接起動できるシン Web クライアントです。モデルは、PowerPivot モデルのブックでも、SQL Server 2012 Analysis Services (SSAS) サーバーで実行されているテーブルモデルでもかまいません。 Power View で作業するときは、サーバーの名前を覚えておく必要も、セキュリティやアクセス許可について確認する必要もありません。コンピューターにダウンロードしなければならないものもありません。 Power View を起動したデータモデルに自動的に接続されます。

データモデルは、バックエンドの複雑なデータソースと実際のデータのパースペクティブの間の橋渡しの役割を果たします。データモデルが持つ多様な意味は、レポートのあらゆるものが連携していることを示しています。

接続ファイルの詳細については、「データモデルの共有データソースの作成 (SSRS)」を参照してください。

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視覚的なデザイン環境

Power View のビューでは、Microsoft Office に似た環境で、使い慣れたリボンを使用してデータを操作できます。テーブルを横棒グラフやバブルチャートに変換するなど、データを各種の視覚エフェクトに簡単に切り替えて、データのポイントを示すのに最も適した視覚エフェクトを見つけることができます。表示されるのは常に実際のデータです。 "デザイン時" と "実行時" の区別はありません。

詳細については、「Power View のデザイン環境」を参照してください。

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データの視覚エフェクトの作成

Power View では、各種の視覚エフェクトをすばやく作成することができます。これには、テーブルやマトリックスのほか、バブルチャート、さらには一連のグラフで構成されるスモールマルチプルも含まれます。どの視覚エフェクトを作成する場合も、最初にテーブルを作成して、実際のデータを示すのに最も適した視覚エフェクトを判断します。テーブルは他の視覚エフェクトに簡単に変換できます。テーブルを作成するには、フィールドリストでテーブルまたはフィールドをクリックするか、フィールドリストからビューにフィールドをドラッグします。 Power View によってビューにテーブルが描画され、実際のデータが表示されて、自動的に列見出しが追加されます。

テーブルを他の視覚エフェクトに変換するには、[テーブルツール] の [デザイン] タブの [視覚エフェクト] ギャラリーで、視覚エフェクトの種類をクリックします。選択できる視覚エフェクトの種類は、テーブルのデータによって異なります。Power View によって、そのデータに最適な視覚エフェクトが判断されます。

詳細については、「Power View でのデータの視覚エフェクト」を参照してください。

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データのフィルター処理と強調表示

Power View には、データをフィルター処理する方法が複数用意されています。基になっているデータモデルのメタデータにより、Power View はレポートの異なるテーブルとフィールドの間の関係を認識します。これらの関係により、レポート内のすべての視覚エフェクトのフィルター処理や強調表示を 1 つの視覚エフェクトで行うことができます。また、フィルター領域を表示して、個々の視覚エフェクトに適用するフィルターやビューのすべての視覚エフェクトに適用するフィルターを定義することもできます。読み取りモードや全画面モードに切り替える際、フィルターペインは表示したままでも非表示にしてもかまいません。

詳細については、「Power View でのフィルター処理、強調表示、スライサー」を参照してください。

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並べ替え

Power View では、テーブル、マトリックス、横棒グラフ、縦棒グラフ、および一連のスモールマルチプルを並べ替えることができます。テーブルやマトリックスでは列を、グラフではカテゴリやメジャーを、スモールマルチプルではマルチプルフィールドやメジャーを並べ替えます。いずれの場合も、属性 (Product Name など) またはメジャー (Total Sales など) を基準に、昇順または降順で並べ替えることができます。

詳細については、「Power View での並べ替え」および「Power View のメジャーフィールドと非メジャーフィールド」を参照してください。

複数のビューを含むレポート

1 つのレポートに複数のビューを含めることができます。ビューはすべて同じデータモデルに基づきます。ビューごとに独自の視覚エフェクトがあり、フィルターも各ビューで専用のものを使用します。

詳細については、「Power View の複数のビューを含むレポート」を参照してください。

パフォーマンス

パフォーマンスを向上させるために、Power View では、それぞれの時点でデータの視覚エフェクトに必要なデータだけを取得します。つまり、ビューのテーブルの基になるテーブルに数百万もの行が含まれている場合でも、Power View では、その時点でビューに表示される行のデータしかフェッチされません。

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