データベースの同期
Sync Framework ドキュメントのこのセクションでは、データベース同期プロバイダー (以前のリリースでは Sync Services for ADO.NET と呼ばれていました) について説明します。Sync Framework には数種類のデータベース同期プロバイダーが用意されています。柔軟で使いやすい API を備えているので、オフライン環境やコラボレーション環境でデータベースを同期するためのアプリケーションを構築できます。ここでは、これらの API を理解し、適切に利用するために必要な概念と操作手順をわかりやすく説明します。また、関連トピックも掲載されています。操作方法を解説するトピックにはサンプル コードが含まれています。サンプル コードについては、Sync Framework SDK や コード ギャラリーからも入手できます。
以下のトピックで取り上げられているのは、Sync Framework の概要です。このようなトピックについて既に習熟している場合は、「このセクションの内容」および「リファレンス」で詳細を参照してください。
- Sync Framework を使用することの利点
Sync Framework を使用する利点について、操作の柔軟性、強力な同期モデル、生産性の高いツールなどを中心に説明します。
- Sync Framework 2.0 の新機能
このバージョンの Sync Framework で追加された機能や強化された機能について説明します。
- 適切な Sync Framework コンポーネントの選択
同期のシナリオに応じた正しいコンポーネントの選択方法と、Sync Framework のアーキテクチャについて説明します。
- インストール、再配布、バージョン互換性
Sync Framework のインストールで使用するインストール パッケージについて説明します。また、Sync Framework 対応のアプリケーションと共にこれらのインストール パッケージを再配布する方法についても説明します。
このセクションの内容
- 概要とシナリオ
Sync Framework データベース同期 API の概要です。Sync Framework で実現できる主なシナリオをいくつか紹介します。さらに、これらの各シナリオについて、データベース同期 API のどの機能が適しているかを説明します。
- オフラインのシナリオ
クライアント同期プロバイダーおよびサーバー同期プロバイダーを使用して、SQL Server Compact データベースと別のデータ ソースを同期する方法について説明します。
- コラボレーションのシナリオ
中央のハブを経由せずに、2 つ以上のエンドポイントをピア ツー ピアで同期する方法について説明します。
- アプリケーションのデザインと配置に関する注意点
アプリケーションのバージョン管理や主キーの処理など、一般的なデザイン上の問題への対処方法について説明します。
- データベース プロバイダーのセットアップ スクリプトに関するトピック
操作方法に関するトピックやサンプル アプリケーションで使用されているデータベースを設定するための Transact-SQL コードが含まれています。
- データベース プロバイダーの Utility クラスに関するトピック
操作方法に関するトピックやサンプル アプリケーションで使用されている C# および Visual Basic のコードが含まれています。
リファレンス
- Microsoft.Synchronization、Microsoft.Synchronization.Data、Microsoft.Synchronization.Data.SqlServer、Microsoft.Synchronization.Data.SqlServerCe、Microsoft.Synchronization.Data.Server
Sync Framework データベース同期 API の完全なリファレンスです。このリファレンスでは、Microsoft.Synchronization.dll、Microsoft.Synchronization.Data.dll、Microsoft.Synchronization.Data.Server.dll、Microsoft.Synchronization.Data.SqlServer.dll、および Microsoft.Synchronization.Data.SqlServerCe.dll のパブリックな型とメンバーについて説明しています。