オフライン編集に関する考慮事項

Transact-SQL (T-SQL) エディタは、オフライン作業中 (データベースに接続していないとき) でも使用できます。たとえば、リモートで作業している場合、データベース サーバーがダウンしている場合、またはデータベースに対するアクティブな接続の数を減らす場合でも、このエディタを使用してスクリプトとクエリを編集できます。また、データベース プロジェクトに定義されているデータベース オブジェクトをこのエディタで編集する場合は、オフラインで作業します。ただし、オフライン (切断) 状態での作業時は、すべての機能を利用できるわけではありません。

データベース スクリプトとクエリの編集

データベースに接続されていない T-SQL エディタのセッションを開くと、現在切断状態であることがウィンドウ タイトルとプロパティ ブラウザに表示されます。しかし、エディタを使用してデータベース クエリとスクリプトを作成および編集することはできます。

  • クエリを作成するには、[データ] メニューの [T-SQL エディタ] をポイントし、[新しいクエリ接続] をクリックします。エディタが開く前に [データベースへの接続] ダイアログ ボックスが表示され、スクリプトまたはクエリを実行する対象のサーバーとデータベースを指定するよう指示されます。しかし、[キャンセル] をクリックしてこのダイアログ ボックスを閉じると、切断状態で T-SQL エディタを使用できます。

  • クエリまたはスクリプトを編集するには、[ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[ファイル] をクリックします。次に、編集する .sql ファイルを指定します。たとえば、データベース スキーマの比較によって生成したスクリプトを編集できます。

サーバー上のデータベースに対してスクリプトやクエリを検証または実行するには、そのデータベース サーバーに接続する必要があります。データベース サーバーに接続せずにクエリを検証または実行しようとすると、[データベースへの接続] ダイアログ ボックスが表示されます。接続が予期せず失敗した場合 (サーバーがオフラインにされた場合など)、データベースから切断されたことがウィンドウ タイトルとプロパティ ブラウザにすぐに反映されないことがあります。その場合は、接続を必要とする操作を次に実行しようとしたときに、[データベースへの接続] ダイアログ ボックスが表示されます。

データベース オブジェクトの編集

データベース プロジェクト内のデータベース オブジェクトも、データベースに接続していないときに作成および編集できます。通常、CREATE スクリプトまたは ALTER スクリプトの形式のオブジェクト定義を実行するときは、データベースに接続しません。しかし、サーバーで実行されているデータベースを更新するには、データベース プロジェクトに加えたすべての変更をビルドおよび配置する必要があります。そこで、接続を確立してこれらのスクリプトを実行できます。または、オブジェクト定義のエラーをデバッグするときに実行することもできます。

データベース オブジェクトを編集するには、データベース プロジェクト内でデータベース オブジェクトを選択し、[表示] メニューを開いて [開く] をクリックします。データベース オブジェクトの定義を編集するときは常に、データベース オブジェクトのオフライン形式を編集します。オブジェクト定義スクリプトを実行する場合は、まずデータベースへの接続を確立する必要があります。データベース オブジェクトの定義を配置する一般的な方法は、データベース プロジェクトを配置することです。

参照

処理手順

方法 : データベース オブジェクトを変更する


方法 : 同じエディタ セッションで異なるデータベースに接続する

方法 : データベースから切断する

方法 : T-SQL エディタでデータベースに接続する

方法 : データベース接続を作成する

概念

Database Edition の用語の概要

その他の技術情報

Transact-SQL エディタでのスクリプトの分析と実行

Transact-SQL 編集の基本事項