チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないクライアント アプリケーションとローカル データベースの配置

更新 : 2007 年 11 月

接続の頻度があまり高くないアプリケーションとローカル SQL Server Compact 3.5 データベースの配置は、SQL Server Compact 3.5 データベースとアプリケーションを一緒に配置する場合と同様に、難しくありません。

Bb629329.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

SQL Server Compact 3.5 データベースを含むアプリケーションでは、ClickOnce が最適な配置方法です (セットアップと配置プロジェクトでカスタム動作を作成する方法とは対照的です)。

このチュートリアルでは、「チュートリアル : n 層データ アプリケーションの作成」トピックで作成したアプリケーションとローカル データベース キャッシュを配置するための詳細な手順について説明します。

このチュートリアルでは、次のタスクを実行する方法を学習します。

  • ClickOnce 配置用にアプリケーションを構成します。

  • インストール パッケージを発行します。

  • インストール パッケージを作成します。

  • 配置をテストします。

前提条件

このチュートリアルを行うには、「チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないアプリケーションの作成」でソリューションとプロジェクトの作成が完了している必要があります。

Bb629329.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

OCSWalkthrough ソリューションを開く

このチュートリアルでは OCSWalkthrough ソリューションを配置するので、最初にこのソリューションを Visual Studio に読み込む必要があります。

OCSWalkthrough ソリューションを開くには

配置の構成

SQL Server Compact 3.5 データベースを含むアプリケーションでは ClickOnce の配置が最適な配置方法なので、[発行] ページ (プロジェクト デザイナ) を開き、OCSWalkthrough アプリケーションを配置用に構成します。

発行ページを開き、ClickOnce 配置を構成するには

  1. Visual Basic プロジェクトを使用している場合、プロジェクト デザイナを開くには、ソリューション エクスプローラで [My Project] をダブルクリックします (C# プロジェクトを使用している場合は、[プロパティ] をダブルクリックします)。

  2. [発行] タブをクリックします。

  3. [アプリケーション ファイル] をクリックし、.sdf ファイルを [データ ファイル (自動)] に設定します。

    これは、.sdf ファイルをローカル データ ファイルとして扱い、データ ディレクトリに格納するようインストーラに伝えるための設定です。

  4. [必須コンポーネント] をクリックし、[SQL Server Compact 3.5] を選択します。

    このように設定すると、SQL Server Compact 3.5 ランタイムが存在するかどうかがインストーラによって確認され、存在しなかった場合は、インターネットからダウンロードしてインストールされます。

インストーラの作成

発行情報を構成したら、アプリケーションのインストーラを発行する場所を設定し、インストーラを作成します。

インストーラを作成するには

  1. [発行場所] ボックスに、インストーラの発行先となる Web サイト、FTP サーバー、またはファイル パスを入力します。

  2. [今すぐ発行] をクリックすると、インストーラが作成されます。

アプリケーションのテスト

配置を検証するには

  1. インストーラを発行した場所に移動します。

  2. アプリケーションをインストールします。

参照

処理手順

方法 : アプリケーションでデータ同期を構成する

チュートリアル : 接続の頻度があまり高くないアプリケーションの作成

方法 : ローカル データベースとリモート データベースで双方向同期を構成する

概念

SQL Server Compact 3.5 と Visual Studio

その他の技術情報

データへのアクセス (Visual Studio)