データベースの反復開発の実行
データベースまたはサーバーをバージョン管理下に置き、プロジェクトのテスト ベースラインを定義した後は、ユーザーとそのチームは開発サイクルのほとんどをさまざまな反復開発タスクに費やすことになります。 各タスクには、次のようないくつかの単純なステップが含まれます。
タスクを理解する。
開発環境を同期する。
ファイルをチェック アウトし、データベース プロジェクトまたはサーバー プロジェクトに必要な変更を行う。
コードおよびデータをリファクタする。
プロジェクトをビルドして、分離開発環境に配置する。
変更をテストする。これには、テスト データの生成が含まれる場合があります。
潜在的な問題を認識するために、新しいコードまたは変更後のコードを分析する。
チームで共有できるように変更をチェックインする。
問題がある場合は、トラブルシューティングを行う。
一般的なタスク
次の表に、このシナリオをサポートする一般的なタスクの説明と、それらのタスクを正常に完了する方法の詳細へのリンクを示します。
タスク |
関連する参照先 |
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タスクの認識および理解 : チーム環境では、作業は多くの場合に Visual Studio Team System Team Foundation Server の作業項目に対応します。 作業項目を認識して理解した後、変更するコードについて知る必要が生じる場合もあります。 |
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開発環境の同期 : タスクを開始する前に、プロジェクトの現在のバージョンをバージョン管理から取得する必要があります。 運用サーバーまたはステージング サーバーに行われた変更がプロジェクトに反映されていない場合、開発タスクを開始する前にプロジェクトを更新する必要が生じることもあります。 |
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プロジェクトのオブジェクト、設定、またはスクリプトの変更 : 開発タスクを実行するには、通常、データベースまたはサーバー プロジェクトのオブジェクト、設定、またはスクリプトを変更する必要があります。 |
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データベース内またはサーバー上のコードおよびデータのリファクタ :データ リファクタリングを使用すると、1 つのオブジェクトに対するすべての参照の名前を変更する、名前を完全修飾名にする、ワイルドカード文字を展開する、オブジェクトを別のスキーマに移行するなどの、反復的でエラーが発生しやすいタスクを排除することができます。 |
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変更のビルドと分離開発環境への配置 : プロジェクトを変更した後は、変更をビルドして分離開発環境に配置します。 変更を他のチーム メンバと共有する前に、隔離された環境でテストできます。 |
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変更のテスト : 変更されたデータベースまたはサーバーに対して既存の単体テストを実行することで、その変更によってアプリケーションの動作が損なわれないかどうかを確認できます。 また、新規または変更された動作を確認するために単体テストを作成することもできます。 新規または変更された単体テストをサポートするために、データ生成計画を変更する必要が生じる場合もあります。 分離開発環境は、必要に応じて、テスト サーバー、ステージング サーバー、または運用サーバーのデータを使用して更新してください。 |
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コード分析による潜在的な問題の特定 : コードを分析し、設計、名前付け、およびパフォーマンスに関する一般的な問題を検出して修復できます。 たとえば、実行時にテーブル スキャンが発生する可能性のあるデータベース コードを検索できます。 |
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変更のチェックイン : 変更のテストが完了し、潜在的な問題がないかコードを分析したら、チームで変更を共有できるように、変更内容をバージョン管理にチェックインします。 変更をチェックインするときに、関連する作業項目の解決もすべて行う必要があります。 |
方法 : プロジェクトまたはソリューションをバージョン管理に追加する |
プロジェクト、ビルド、または開発に関する一般的な問題のトラブルシューティング : ビルド時や配置時など、データベース プロジェクトおよびサーバー プロジェクトを扱うときに発生する可能性のある一般的な問題を解決する方法について学習できます。 |