方法 : Visual Basic でクリップボードに書き込む

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

クリップボードは、テキストやイメージなどのデータの格納に使用できます。クリップボードはすべてのプロセスが共有しているので、プロセス間でのデータの転送に使用できます。My.Computer.Clipboard オブジェクトを使用すると、クリップボードに簡単にアクセスでき、読み込みおよび書き込みを実行できます。SetAudio、SetData、SetFileDropDownList、SetImage、および SetText の各メソッドを使用すると、クリップボードにデータを配置できます。

セキュリティに関するメモ :
クリップボードには他のユーザーからもアクセス可能なので、クリップボードを使ってパスワードや極秘データなどの機密情報を格納しないでください。

クリップボードにテキストを書き込むには

My.Computer.Clipboard.SetText メソッドを使用して、クリップボードにテキストを書き込みます。次のコードは、文字列 "This is a test string" をクリップボードに書き込みます。
```
My.Computer.Clipboard.SetText("This is a test string.")
```

テキストを特定の形式でクリップボードに書き込むには

My.Computer.Clipboard.SetText メソッドを使用してクリップボードにテキストを書き込み、TextDataFormat の型を指定します。次のコードは、文字列 "This is a test string" を RTF テキストとしてクリップボードに書き込みます。
```
My.Computer.Clipboard.SetText("This is a test string.", _
System.Windows.Forms.TextDataFormat.Rtf)
```

クリップボードにデータを書き込むには

My.Computer.Clipboard.SetData メソッドを使用して、クリップボードにデータを書き込みます。この例は、DataObjectdataChunk をカスタム形式 specialFormat でクリップボードに書き込みます。
```
My.Computer.Clipboard.SetData("specialFormat", dataChunk)
```