WM_PRINTCLIENT メッセージ
WM_PRINTCLIENT メッセージは、指定されたデバイス コンテキスト (最も一般的にはプリンター デバイス コンテキスト) でクライアント領域を描画するように要求するためにウィンドウに送信されます。
WM_PRINTとは異なり、WM_PRINTCLIENTは DefWindowProc によって処理されません。 ウィンドウは、アプリケーション定義の WindowProc 関数を介してWM_PRINTCLIENT メッセージを処理して、適切に使用する必要があります。
LRESULT CALLBACK WindowProc(
HWND hwnd,
UINT uMsg,
WPARAM wParam,
LPARAM lParam
);
パラメーター
-
wParam
-
描画するデバイス コンテキストへのハンドル。
-
lParam
-
描画オプション。 このパラメーターには、次の 1 つ以上の値を指定できます。
値 意味 - PRF_CHECKVISIBLE
ウィンドウが表示されている場合にのみ、ウィンドウを描画します。 - PRF_CHILDREN
表示されているすべての子ウィンドウを描画します。 - PRF_CLIENT
ウィンドウのクライアント領域を描画します。 - PRF_ERASEBKGND
ウィンドウを描画する前に背景を消去します。 - PRF_NONCLIENT
ウィンドウの非クライアント領域を描画します。 - PRF_OWNED
所有されているすべてのウィンドウを描画します。
注釈
ウィンドウは、このメッセージを WM_PAINTとほぼ同じ方法で処理できます。 ただし、BeginPaint と EndPaint を呼び出す必要はなく (デバイス コンテキストが提供されます)、ウィンドウは無効な領域だけでなく、クライアント領域全体を描画する必要があります。
コントロールなど、システム内の任意の場所で使用できる Windows では、このメッセージを処理する必要があります。 実装が比較的簡単なので、他のウィンドウでもこのメッセージを処理する価値があります。
AnimateWindow 関数では、アニメーション化されるウィンドウにWM_PRINTCLIENTメッセージが実装されている必要があります。
必要条件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント |
Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー |
Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
ヘッダー |
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関連項目