方法 : データベース プロジェクトおよびサーバー プロジェクトを作成する
データベース プロジェクトを作成することにより、データベースに対する変更を管理できます。また、サーバー プロジェクトを作成することにより、データベース サーバーのオブジェクトおよび設定に対する変更を管理できます。 これらの種類のプロジェクトを作成するには、新しいプロジェクト ウィザードを使用するか、同等の手順を手動で実行します。 管理するオブジェクトおよび設定を作成またはインポートした後に、プロジェクトおよびそのファイルをバージョン管理にチェックインすることもできます。
新しいプロジェクト ウィザードを使用してデータベース プロジェクトまたはサーバー プロジェクトを作成するには
[ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。
[新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが表示されます。
[プロジェクトの種類] の [データベース プロジェクト] ノードを展開します。
管理するデータベースまたはサーバーで実行されている SQL Server のバージョンに対応するノードをクリックします。
たとえば、SQL Server 2008 に基づくデータベースまたは SQL Server 2008 が実行されているサーバーに対する変更を管理するには、[SQL Server 2008] をクリックします。
該当するアイコンをクリックして、新しいプロジェクト ウィザードを起動します。
たとえば、SQL Server 2005 のデータベース プロジェクトを作成するには、[SQL Server 2005 ウィザード] をクリックします。
[名前] に、プロジェクトに割り当てる名前を入力します。
管理するデータベースまたはサーバーの名前と同じ名前を使用できます。また、プロジェクトに別の名前を付けることもできます。
[場所] ボックスに、プロジェクトを作成するディレクトリのパスを入力するか、クリックしてパスを指定します。
プロジェクトのソリューションを作成する場合は、[ソリューション] の [新しいソリューションを作成する] をクリックします。 プロジェクトを既存のソリューションに追加する場合は、[ソリューションに追加] をクリックします。
ソリューションを格納するディレクトリを作成する場合は、[ソリューションのディレクトリを作成] チェック ボックスをオンにします。
[ソリューション名] ボックスに、ソリューションに割り当てる名前を入力します。
既定では、ソリューション名はプロジェクト名と一致します。
次のいずれかの操作を実行します。
新規ソリューションおよびプロジェクトをバージョン管理に直ちに追加する場合は、[ソース管理に追加] チェック ボックスをオンにします。
ソリューションおよびプロジェクトをバージョン管理に後ほど追加する場合、またはこのソリューションでバージョン管理を使用する予定がない場合は、[ソース管理に追加] チェック ボックスをオフにします。
[OK] をクリックします。
新しいプロジェクト ウィザードが表示されます。 次に、ウィザードを使用してプロジェクトを構成し、オブジェクトおよび設定のインポート元となるデータベースまたはサーバーを指定します。
プロジェクトを構成し、オブジェクトおよび設定をインポートするには
[ようこそ] ページを読んでから、[次へ] をクリックします。
次のいずれかの手順を実行して、作成するプロジェクトの種類を指定します。
[管理対象のデータベース プロジェクトをユーザー定義のデータベースに変更する] をクリックします。
[管理対象のサーバー プロジェクトをサーバー オブジェクトおよび "マスタ" データベースに変更する] をクリックします。
[SQL スクリプト ファイル] で、次のいずれかの操作を実行します。
プロジェクトのファイルを最初にスキーマ別に整理し、次にオブジェクトの種類別に整理する場合は、[スキーマ別] をクリックします。
プロジェクトのファイルをオブジェクトの種類別 (たとえば、テーブルごと、ビューごと) に整理する場合、つまり第 1 ソート基準としてオブジェクトの種類を使用する場合は、[オブジェクトの種類別] をクリックします。
重要 : プロジェクトの作成後は、既定の物理的な整理方法を変更できません。 ソリューション エクスプローラ内のファイルは手動で移動できますが、これらのファイルは、ウィザードで指定した整理方法に基づいて追加されます。 プロジェクトで複数のスキーマを使用する場合、オブジェクトの種類別ではなく、スキーマ別にプロジェクトを整理する必要がある場合があります。 ファイルの物理的な整理方法は変更できませんが、ファイルに定義されているオブジェクトのビューを変更することはできます。 スキーマ ビューでの整理方法を制御するには、プロジェクトを右クリックし、[ビューの変更] をポイントし、[オブジェクトの種類] または [スキーマ] をクリックします。
ファイル名にスキーマ名を含める場合は、[SQL スクリプト ファイル] の [ファイル名にスキーマ名を含める] チェック ボックスをオンにします。 それ以外の場合は、チェック ボックスをオフにします。
[次へ] をクリックします。
[データベース オプションの設定] ページで、データベース プロジェクトのオプションを設定します。 詳細については、「新規データベース プロジェクト ウィザードの概要」を参照してください。
メモ : これらのオプションは、プロジェクトの作成後に変更できます。 詳細については、「方法 : データベース プロジェクトのデータベース プロパティを構成する」を参照してください。
[次へ] をクリックします。
[データベース スキーマのインポート] ページで、次のいずれかの操作を実行します。
オブジェクトや設定をインポートしない場合は、[次へ] をクリックし、手順 11. に進みます。
オブジェクトおよび設定をインポートする場合は、[既存のスキーマのインポート] チェック ボックスをオンにします。
メモ : オブジェクトおよび設定をインポートすると、ソース データベースの拡張プロパティもインポートされます。 オブジェクトの拡張プロパティは、オブジェクト定義が格納されているファイルで定義します。 たとえば、テーブル MyTable という名前のテーブルの拡張プロパティをインポートし、その結果、MyTable.table.sql ファイルに sp_addextendedproperty ステートメントを追加する場合があります。 このアクションは、sp_addextendedproperty ステートメントにのみ影響します。
[ソース データベース接続] ボックスで、オブジェクトおよび設定のインポート元にするサーバーおよびデータベースに対応する接続をクリックします。 サーバー プロジェクトの場合は、"マスタ" データベースを指定します。 接続がまだ存在しない場合は、[新しい接続] をクリックして作成します。 接続を指定しない場合、プロジェクトは作成されますが、オブジェクトおよび設定はインポートされません。
メモ : プロジェクトにまだオブジェクトがない場合は、オブジェクトおよび設定を後からインポートできます。 詳細については、「方法 : データベース オブジェクトおよび設定をインポートする」および「方法 : サーバー オブジェクトおよび設定をインポートする」を参照してください。
必要に応じてインポート オプションを設定します。 詳細については、「新規データベース プロジェクト ウィザードの概要」を参照してください。
[次へ] をクリックします。
[ビルド/配置の構成] ページで、プロジェクトのビルド方法および配置方法を制御する初期設定を指定できます。 詳細については、「新規データベース プロジェクト ウィザードの概要」を参照してください。
メモ : これらのオプションは、プロジェクトの作成後に変更できます。 詳細については、「方法 : データベース プロジェクトおよびサーバー プロジェクトの配置設定を構成する」を参照してください。
[完了] をクリックして、プロジェクトを作成します。既存のデータベースまたはサーバーを指定した場合は、そのデータベースまたはサーバーからオブジェクトおよび設定がインポートされます。
これでプロジェクトを使用する準備は完了です。 チーム環境で作業している場合、データベース プロジェクトをバージョン管理にチェックインできます。
参照
処理手順
方法 : 空のデータベース プロジェクトおよびサーバー プロジェクトを作成する
チュートリアル : 既存のデータベース スキーマのバージョン管理