ユニファイド メッセージング自動応答の管理

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-08-29

Microsoft Exchange Server 2007 ユニファイド メッセージング (UM) システムに電話を掛けてきた外部ユーザーに対して、組織のテレフォニー メニュー システム内を移動するために役立つ一連の音声プロンプトを提示することができます。自動応答は音声プロンプトの集まりであり、Exchange 2007 ユニファイド メッセージングを備えた組織に電話を掛けてきた発信者に対しては、オペレータではなくこの音声プロンプトが応答します。ここでは、ユニファイド メッセージングの自動応答または自動応答オブジェクトを管理する方法について説明します。

自動応答の発信者インターフェイス

UM 自動応答が着信呼び出しに応答する際に、発信者は音声入力または DTMF (Dual Tone Multi-Frequency) 入力 (タッチトーン入力とも呼ばれます) のいずれかを使用できます。それぞれの発信者は、自動応答用に録音済みのメッセージによる案内を受けます。発信者は、次にメッセージ プロンプトに応答するように指示されます。発信者は電話のキーパッドを使用して応答できます。また、自動音声認識 (ASR) が UM 自動応答で有効になっている場合は、発信者は音声入力によってメニュー システム内を移動できます。UM 自動応答を構成する場合は、ASR を有効にするか、発信者が電話のキーパッドのみを使用して応答を入力できるようにするか、または発信者に対して両方の種類の入力を許可するかを選択できます。

important重要 :
一部 (特に東アジア地域) の会社では、事務所の電話の電話キーに文字が表示されていない場合があります。このため、このマッピングの動作知識がないと、DTMF インターフェイスを使用する名前入力機能を使用することはほとんど不可能です。既定では、Exchange 2007 ユニファイド メッセージングは、E.161 キー マッピングを使用します (たとえば、2=ABC、3=DEF、4=GHI、5=JKL、6=MNO、7=PQRS、8=TUV、9=WXYZ など)。"Mike1092" など、文字と数字の組み合わせを入力する場合、数値の桁はそれ自体にマッピングされます。"Mike1092" という電子メール エイリアスを正しく入力するには、番号 64531092 を押す必要があります。また、電話には A ~ Z と 0 ~ 9 以外の文字に対応するボタンはないため、これらの文字は入力しないでください。たとえば、電子メール エイリアス "mike.wilson" の場合、6453945766 と押します。そのため、11 文字を入力する必要があっても、"." に対応するボタンがないため、10 桁の数字のみを入力します。

UM 自動応答

既定では、Exchange 2007 のセットアップ時に UM 自動応答は作成されません。セットアップ後、手動で UM 自動応答を作成する必要があります。UM 自動応答の構成設定は、Exchange 管理シェルまたは Exchange 管理コンソールを使用して行います。言語の設定、カスタマイズしたメニュー、および他のメニュー ナビゲーションの設定を含めることもできます。

Exchange 管理コンソールを使用して UM 自動応答を管理する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。

Exchange 管理シェルを使用してユニファイド メッセージング自動応答を管理する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。

ユニファイド メッセージング サーバーの役割がインストールされている Exchange 2007 サーバーを管理するには、管理アクセス許可が必要です。ユニファイド メッセージングの管理タスクを実行するために必要なアクセス許可の詳細については、「ユニファイド メッセージングの管理に必要なアクセス許可」を参照してください。

詳細情報

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。