SQL Server 2012 における新機能

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このトピックでは、新機能が含まれた Service Pack およびその他のリリース (累積更新プログラムなど) を含む、SQL Server 2012 の新機能について説明します。

SQL Server 2012 Service Pack 1 累積的な更新プログラム 4 で追加された新機能の詳細については、「New or Enhanced Features in SQL Server 2012 Service Pack 1 Cumulative Update 4」を参照してください。

SQL Server 2012 Service Pack 1 累積的な更新プログラム 2 で追加された新機能の詳細については、「New or Enhanced Features in SQL Server 2012 Cumulative Update 2」を参照してください。

SQL Server 2012 Service Pack 1 で追加された新機能の詳細については、「New or Enhanced Features in SQL Server 2012 SP1」を参照してください

SQL Server 2012 Service Pack 1 Cumulative Update 4 の新機能または強化された機能

SQL Server 2012 Service Pack 1 累積的な更新プログラム 4 は、Windows Azure Storage による SQL Server のバックアップと復元についてサポートされている機能を拡張します。 今回のリリースでは、既存の PowerShell コマンドレットが強化され、新しい PowerShell コマンドレットが追加されました。 詳細については、「Use PowerShell to Backup Multiple Databases to Windows Azure Blob Storage Service」を参照してください。

SQL Server 2012 Service Pack 1 Cumulative Update 2 の新機能または強化された機能

SQL Server 2012 Service Pack 1 Cumulative Update 2 では、SQL Server Sysprep でサポートされる機能が拡張され、SQL Server Analysis Services、SQL Server Integration Services、および共有機能が含まれるようになり、SQL Server Sysprep をより広範なイメージ準備シナリオで使用できるようになりました。 詳細については、「SQL Server 2012 SP1 CU2 で拡張された SysPrep のサポート」を参照してください。

Windows Azure BLOB ストレージ サービスを使用した SQL Server のバックアップと復元

SQL Server 2012 SP1 Cumulative Update 2 から、Windows Azure BLOB ストレージ サービスとの間でバックアップと復元を行うことができるようになりました。 この拡張機能を使用すると、内部設置型インスタンス、または Windows Azure バーチャル マシンで実行される SQL Server に SQL Server データベースをバックアップできます。 この新しい機能により、DISK および TAPE に加えて、Windows Azure BLOB ストレージとの間でバックアップと復元を直接実行できるようになりました。 Windows Azure BLOB ストレージ サービスへのバックアップには特定の利点があります。 これは、内部設置型データベース バックアップ用のオフサイト ストレージ オプションになります。また、Windows Azure バーチャル マシンで実行されている SQL Server のインスタンスに内部設置型データベースを移行する際に使用できます。 利点の詳細については、「Windows Azure BLOB ストレージ サービスを使用した SQL Server のバックアップと復元」を参照してください。

このリリース固有の制限事項を次に示します。

  • サポートされるバックアップの最大サイズは 1 TB です。

  • この実装では、TSQL または SMO を使用してバックアップ ステートメントや復元ステートメントを実行できます。 現在、SQL Server Management Studio のバックアップと復元ウィザードを使用して、Windows Azure BLOB ストレージ サービスとの間でバックアップまたは復元を実行することはできません。

  • 詳細については、「Windows Azure BLOB ストレージ サービスを使用した SQL Server のバックアップと復元」を参照してください。

詳細については、以下を参照してください。

SQL Server 2012 SP1 の新機能または強化された機能

OS アップグレードのための AlwaysOn 可用性グループのクラスター間での移行

SQL Server 2012 SP1 では、新しい Windows Server フェールオーバー クラスタリング (WSFC) クラスターへの、AlwaysOn 可用性グループ配置のクラスター間での移行が新たにサポートされています。 クラスター間の移行では、ダウンタイムを最小限に抑えながら、1 つの AlwaysOn 可用性グループを (または複数の可用性グループを一括して) 新しい移行先 WSFC クラスターに移行します。 クラスター間の移行プロセスを使用すると、Windows Server 2012 クラスターへのアップグレード時にサービス レベル契約 (SLA) を維持できます。 移行先の WSFC クラスターに SQL Server 2012 SP1 をインストールし、AlwaysOn 用に有効にする必要があります。クラスター間での移行を成功させるには、移行先 WSFC クラスターを綿密に計画し、準備することが必要です。

詳細については、「OS アップグレードのための AlwaysOn 可用性グループのクラスター間での移行」を参照してください。

選択的な XML インデックス

SQL Server 2012 SP1 では、選択的 XML インデックスと呼ばれる新しい種類の XML インデックスが導入されています。 この新しいインデックスを使用すると、SQL Server に XML 形式で格納されたデータに対するクエリのパフォーマンスが向上するため、XML データの大量のワークロードに対するインデックスの設定がはるかに高速になります。また、インデックス自体のストレージ コストを削減できるため、スケーラビリティも向上します。 詳細については、「選択的 XML インデックス (SXI)」を参照してください。

SELECT 権限で動作する DBCC SHOW_STATISTICS

以前のリリースの SQL Server では、DBCC SHOW_STATISTICS を実行するには管理権限または所有者権限が必要でした。 多くの場合、分散クエリを実行するユーザーはリモート テーブルに対する管理権限も所有者権限がなく、分散クエリの編成の一部として統計を収集することができないため、この制限は SQL Server の分散クエリ機能に影響を与えていました。 そのような場合でもクエリは実行されますが、最適化されていないクエリ プランが選択されることが多く、パフォーマンスにマイナスの影響を与えていました。 SQL Server 2012 SP1 で、権限に関する制限が変更され、SELECT 権限でこのコマンドを使用できるようになりました。 SELECT 権限でコマンドを実行するときは、次の要件に注意してください。

  • 統計オブジェクトのすべての列に対する権限が必要です。

  • フィルター条件がある場合は、そのすべての列に対する権限が必要です。

分散クエリでは、クエリの編成時に SELECT 権限のみを持っているリモート SQL Server データ ソースの統計を使用できるようになったことに注意する必要があります。 実行時に不具合が発生した場合に備えて、この新しい権限チェックを SQL Server 2012 RTM の動作に戻すためのトレース フラグ 9485 が存在します。

統計プロパティを返す新しい関数

動的管理関数の sys.dm_db_stats_properties は、現在の SQL Server データベース内にある指定されたデータベース オブジェクト (テーブルまたはインデックス付きビュー) の統計のプロパティを返します。 この関数を使用して、テーブルやインデックス付きビューの統計オブジェクトの最終更新時刻、統計の計算時にサンプリングされた行の数などの情報を取得できます。 詳細については、「sys.dm_db_stats_properties (Transact-SQL)」を参照してください。

Express での完全版の SSMS の使用

SQL Server Express With Tools、SQL Server Express COMP、SQL Server Express with Advanced Services、および SQL Server Management Studio Express を使用しているユーザーは、完全版の SQL Server Management Studio を使用できるようになりました。 これらの Express Edition には、全エディションの SQL Server が備えている SSMS と同じ機能の SSMS が付属するようになりました。

スリップストリームによる完全インストール

あらかじめ構築された "スリップストリーム イメージ" が提供されます。これは、圧縮された自己解凍形式の .exe と、SQL Server 2012 RTM イメージ (Setup.exe、MSI など) と最新の Service Pack を含む '.box' ペイロード ファイルで構成されます。 パッケージが実行されると、2 つのイメージがリアルタイムにマージされ、SP1 レベルでのインストール、アップグレード、ノードの追加などの操作と、Service Pack に含まれるセットアップ コンポーネント自体に対する更新が 1 回のセットアップ ワークフローで実行されます。

Service Pack 機能レベルの新しいインスタンスのインストール (または SQL Server 2008/2008 R2 のアップグレード) を、'シングルクリック' インストール ワークフローで実行できます。 これは、適切なセットアップ コマンド ライン パラメーターを指定して Setup.exe を使用するのと同じように、コマンド ラインから slipstream.exe を使用することで直接実行できます。 これは、目的のセットアップ アクションを実行するには、RTM メディアをインストールし、適切な言語と CPU 用の Service Pack を検索してダウンロードし、ダウンロードした Service Pack を適用した後、Setup.exe をロードする必要がある方法とは対称的です。

Business Intelligence の特長 (SQL Server 2012 SP1、Office および SharePoint Server 2013)

Business Intelligence の特長 (SQL Server SP1、Office および SharePoint Server 2013 Preview) は次のとおりです。

注意注

SQL Server 2012 SP1 および SQL Server BI 機能のインストールの概要については、「SQL Server BI 機能の SQL Server 2012 SP1 へのアップグレード」を参照してください。

リソース ガバナー DDL に対する管理オブジェクトのサポートの追加

SQL Server 2012 SP1 では、SQL Server 管理オブジェクトが CREATE RESOURCE POOL (Transact-SQL) 構文をサポートするように更新されています。

  • CAP_CPU_PERCENT

  • AFFINITY SCHEDULER

  • AFFINITY NUMANODE

次の管理オブジェクトは、CPU 使用率を制限し、リソース プールをスケジューラと NUMA ノードに関連付けます。

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