単体テストによる既存のデータベース コードの検証

データベース単体テストを使用すると、データベースのベースラインとなる状態を設定した後、データベース オブジェクトに対してそれ以降行う変更を検証できます。 ベースラインとなる状態を設定するには、データベース プロジェクトを作成しておく必要があります。 次に、テスト プロジェクトを作成し、データベース オブジェクトを実行する一連の Transact-SQL (T-SQL) テストを記述します。 これらのテストを使用することにより、分離開発環境でこれらのオブジェクトが正しく動作することを検証してから、バージョン コントロールにチェックインできます。

データベース オブジェクトに対する変更を検証するテストを作成できます。 また、データベースの関数、トリガ、およびストアド プロシージャをテストする T-SQL コードのスタブを自動的に生成できます。

メモ :
データベース単体テストは、データベース プロジェクトを開かずに作成および実行できます。 ただし、T-SQL スクリプトを生成して特定のデータベース オブジェクトをテストする場合は、テストするオブジェクトを含むデータベース プロジェクトを開いておく必要があります。

作成者本人またはチーム メンバがデータベース スキーマを変更する場合は、これらのテストを使用して、既存の機能が変更によって破損していないかどうかを検証できます。 データベース単体テストを作成して、ソフトウェア開発者が作成するソフトウェア単体テストを補完します。 両方の一連のテストを完了して、アプリケーションの全体的な動作を検証します。

一般的なタスク

次の表に、このシナリオをサポートする一般的なタスクの説明と、それらのタスクを正常に完了する方法の詳細へのリンクを示します。

関連するシナリオ

• チーム データベース開発の開始
  データベースをテストする前に、データベースのオブジェクトと設定のオフライン表示が含まれたデータベース プロジェクトを作成する必要があります。

• データベースの反復開発の実行
  データベースのベースラインとなる状態を設定した後、データベース オブジェクトの定義や更新などの反復開発タスクを実行します。 変更を検証したら、それらをチームで共有できます。

• データベースのビルドおよびステージング環境または稼動環境への配置
  分離開発環境とテスト環境にすべてのデータベース コードを実装してテストした後、データベース管理者 (DBA) が、ステージング環境と稼働環境にこれらの変更を配置します。

参照

概念

Database Edition の用語の概要