データベースプロジェクトおよびサーバープロジェクトのプロパティファイル

[アーティクル]
10/22/2008

データベースプロジェクトおよびサーバープロジェクトのプロパティファイルに含まれている値を変更して、プロジェクトの配置先のデータベースまたはサーバーの特性を制御できます。これらのファイルは、ソリューションエクスプローラのデータベースプロジェクトまたはサーバープロジェクトの Properties フォルダに含まれています。このトピックでは、それらのファイルと内容について説明します。

データベースプロジェクトのプロパティファイル

次の表では、データベースプロジェクトおよびその内容で使用される可能性のあるファイルについて説明します。

ファイル名	説明
Database.sqlcmdvars	プロジェクトを配置するときに使用される、SQLCMD 変数の名前と値が格納されます。 1 つ以上の .sqlcmdvars ファイルを定義し、各ソリューション構成を 1 つの .sqlcmdvars ファイルに関連付けます。詳細については、「方法 : データベースプロジェクトの変数を定義する」を参照してください。
Database.sqldeployment	データベース名、ターゲット接続文字列など、配置固有の設定が格納されます。 1 つ以上の .sqldeployment ファイルを定義し、各ソリューション構成を 1 つの .sqldeployment ファイルに関連付けます。これらのプロパティを構成する方法については、「方法 : データベースプロジェクトおよびサーバープロジェクトの配置設定を構成する」および「方法 : 配置の詳細に関するプロパティを構成する」を参照してください。
Database.sqlsettings	バックアップポリシー、照合順序など、データベース固有の設定が格納されます。すべてのソリューション構成で、同一の .sqlsettings ファイルを共有します。詳細については、「方法 : データベースプロジェクトのデータベースプロパティを構成する」を参照してください。
Database.sqlpermissions	データベースのオブジェクトへのアクセス許可を適用する GRANT ステートメントおよび DENY ステートメントが格納されます。すべてのソリューション構成で、同一の .sqlpermissions ファイルを共有します。

サーバープロジェクトのプロパティファイル

次の表では、サーバープロジェクトおよびその内容で使用される可能性のあるファイルについて説明します。

ファイル名	説明
Master.sqlcmdvars	プロジェクトを配置するときに使用される、SQLCMD 変数の名前と値が格納されます。 1 つ以上の .sqlcmdvars ファイルを定義し、各ソリューション構成を 1 つの .sqlcmdvars ファイルに関連付けます。詳細については、「方法 : データベースプロジェクトの変数を定義する」を参照してください。
Master.sqldeployment	ターゲットサーバーなど、配置固有の設定が格納されます。 1 つ以上の .sqldeployment ファイルを定義し、各ソリューション構成を 1 つの .sqldeployment ファイルに関連付けます。これらのプロパティを構成する方法については、「方法 : データベースプロジェクトおよびサーバープロジェクトの配置設定を構成する」および「方法 : 配置の詳細に関するプロパティを構成する」を参照してください。
Master.sqlsettings	マスタデータベースに配置可能な構成設定 (SET ANSI_NULLS、SET ANSI_PADDING、SET ANSI_WARNING、SET ARITHABORT、SET CONCAT_NULL_YIELDS_NULL、SET NUMERIC_ROUNDABORT、SET QUOTED_IDENTFIER、Trustworthy) が格納されます。すべてのソリューション構成で、同一の Master.sqlsettings ファイルを共有します。詳細については、「方法 : データベースプロジェクトのデータベースプロパティを構成する」を参照してください。
Server.sqlsettings	Server Collation、CLR Enabled など、プロジェクトの配置時に検証可能なサーバー設定が格納されます。すべてのソリューション構成で、同一の Server.sqlsettings ファイルを共有します。詳細については、「方法 : サーバープロジェクトのサーバープロパティを構成する」を参照してください。
Master.sqlpermissions	"マスタ" データベースのオブジェクトへのアクセス許可を適用する GRANT ステートメントおよび DENY ステートメントが格納されます。すべてのソリューション構成で、同一の .sqlpermissions ファイルを共有します。