Expression Blend 2 の新機能

Microsoft Expression Blend 2 では、Windows Presentation Foundation (WPF) アプリケーションおよび Microsoft Silverlight 1.0 Web サイトを作成できます。Service Pack 1 がインストールされている場合は、Silverlight 2 アプリケーションを作成することもできます。

Silverlight 1.0 アプリケーションで使用可能な形式で、Microsoft Expression Design 2 からコンテンツをエクスポートできます。ビデオ、Silverlight、および Expression Blend 2 を操作する場合には、Microsoft Expression Encoder 2 も便利です。

Silverlight 1 サポート

Expression Blend 2 では、Silverlight 1.0 Web サイト プロジェクトをサポートします。Silverlight 1.0 プロジェクトが開いている場合、Expression Blend 2 ユーザー インターフェイスには Silverlight 1.0 対応のコントロールおよびプロパティのみが表示され、Silverlight 1.0 でサポートされていない WPF コントロールおよびプロパティは表示されません。

Expression Blend 2 には、Silverlight 1.0 のコードビハインド ファイルを編集できるよう JavaScript テキスト エディタが用意されています。

Expression Blend 2 で Silverlight を使用する方法については、「Silverlight 1.0 のクイック スタート」のトピックを参照してください。

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Silverlight 2 サポート (Service Pack 1 のみ)

Service Pack 1 を追加すると、豊富な Web 用ユーザー インターフェイス アプリケーションをデザインできる Silverlight 2 プロジェクトを作成および変更できます。Silverlight 2 プロジェクトでは、Web サイトに追加できる .xap ファイル (および他のサポート アプリケーション ファイル)が生成されます。Visual Studio 2008 用 Microsoft Silverlight Tools (英語の可能性あり) がインストールされている場合は、Visual Studio 2008 でプロジェクトを変更し、Expression Blend でコードビハインド ファイルをダブルクリックして、そのファイルをシームレスに開くことができます。

Silverlight 2 は、Silverlight 1.0 がサポートしなかった WPF と共通の機能を多数サポートします。Silverlight 2 プロジェクトが開いている場合、Expression Blend 2 ユーザー インターフェイスには Silverlight 2 対応のコントロールとプロパティのみが表示されます。

Service Pack 1 がインストールされている Expression Blend 2 の Silverlight 2 の詳細については、「Silverlight 2 のクイック スタート」のトピックを参照してください。ラーニング リソースの詳細については、Microsoft Silverlight ラーニング センター Web サイト (英語の可能性あり) を参照してください。

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Silverlight 2 ランタイム ビューアは、Expression Blend 2 SP1 をインストールするときに Silverlight 2 SDK と一緒にインストールされます。Expression Blend ではこのバージョンのランタイムを使用して、プロジェクトを [デザイン] ビューで表示することができます。ただし、Silverlight 2 のアプリケーションをテストする場合、そのアプリケーションは、ブラウザで使用されているバージョンの Silverlight を使用してレンダリングされます。新しいバージョンのランタイムを必要とする Web サイトにアクセスしたことがある場合、ブラウザでは、サービス パック と一緒にインストールされたバージョンよりも新しいバージョンのランタイムが使用されている可能性があります。

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Silverlight 2 コントロール状態のカスタマイズ (Service Pack 1 のみ)

さまざまな状態のシステム コントロール、カスタム コントロール、およびユーザー コントロールの外観をカスタマイズできます。たとえば、MouseOver は状態なので、ポインタをボタンの上に置いたときにそのボタンが大きく表示されるよう設定できます。切り替え値を使用すると、ある状態から別の状態への切り替え時間を指定できます。自分のユーザー コントロールの場合は、さまざまな状態のユーザー コントロールの外観だけでなくカスタム状態を定義できます。また、イベント ハンドラを使用すると、ユーザー コントロールがこれらの状態に切り替わるタイミングを決めることができます。詳細については、「さまざまな状態に応じたシステム コントロールの外観の変更」および「ユーザー コントロールのビジュアル状態および切り替え時間の定義」を参照してください。

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Silverlight 2 コントロール スキン (Service Pack 1 のみ)

Silverlight 2 プロジェクトは静的リソースをサポートしているため、再利用可能なテンプレートを作成してシステム コントロールおよびユーザー コントロールをカスタマイズし、これらのコントロールのスキンを効率的に作成できます。テンプレートには状態の変更を組み込むことができます。詳細については、「Silverlight 2 プロジェクトでのコントロール用のスキンの作成」を参照してください。

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Visual Studio 2008 サポート

Expression Blend 2 は、Microsoft Visual Studio 2008 プロジェクトおよびソリューションを開いて操作することができます。既定では、対象が Microsoft .NET Framework 3.0 または .NET Framework 3.5 のいずれの場合でも、Expression Blend 2 で作成した Windows Presentation Foundation (WPF) プロジェクトが現在の Visual Studio 2008 ソリューションです。Visual Studio 2008 ソリューションを Visual Studio 2005 で編集することはできませんが、Expression Blend 2 および Visual Studio 2005 で、以前のバージョンの Expression Blend および Visual Studio 2005 で作成したプロジェクトを開くことはできます。

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ファイル変更の同期

Silverlight サイト プロジェクトを Expression Blend 2 および Visual Studio で変更すると同時に、Visual Studio で行った変更が Expression Blend に直ちに適用されます。WPF プロジェクトでのファイル変更も Expression Blend および Visual Studio 間で同期されます。

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既存のオブジェクトからのコントロールの作成

Expression Blend 2 には、既存のグラフィカル コンテンツを再利用 (インスタンス化) 可能なコントロールにリファクタリング (変換) するための新機能があります。選択した要素、参照されているリソース、および参照されているアニメーションは、新しいコントロールにリファクタリングされます。新しいコントロールを表示およびインスタンス化するには、プロジェクトをビルドする必要があります。この機能の使用方法については、「既存のオブジェクトからのコントロールの作成」を参照してください。

Cc294722.alert_note(ja-jp,Expression.10).gifメモ :

[コントロールの作成] ツールは Silverlight 1.0 ではサポートされていません。

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分割ビューと XAML エディタの機能強化

Expression Blend 2 では、ドキュメントを [デザイン] ビューと [XAML] ビューで同時に開くことができます。それには、アートボードの右側の新しい [分割] タブを選択します。[分割] ビューの [デザイン] ウィンドウと [XAML] ウィンドウの両方に、ドキュメントのオブジェクト、ストーリーボード、スタイル、テンプレート、キーフレームなどの変更が直ちに表示されます。また、[デザイン] ビューまたは [オブジェクトとタイムライン] のアートボードでオブジェクトを選択すると、[XAML] ビューのポインタが対応する XAML コード行に直ちに移動します。XAML エディタのフォント サイズ、フォント ファミリ、タブ サイズ、およびワードラップを指定するには ([XAML] タブ)、[ツール] メニューの [オプション] で [コード エディタ] の設定を変更します。この機能の詳細については、「XAML ビューでの XAML ファイルの編集」および「XAML でのオブジェクトまたはリソースの表示」を参照してください。

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ストーリーボード ピッカー

ストーリーボード ピッカーは以前の [ストーリーボード] ボックスに代わる機能です。ピッカーは、選択したストーリーボードの名前を表示するラベル (ストーリーボードを選択している場合)、ラベルを右クリックすると表示されるショートカット メニュー、ショートカット ボタン (およびその結果表示されるショートカット メニュー)、すべてのストーリーボードを閉じて記録モードを終了する [閉じる] ボタンで構成されます。ショートカット メニューとショートカット ボタンの両方で [新規作成] を使用してストーリーボードを作成できます。また、ストーリーボードが既に選択されている場合は、選択したストーリーボードの [複製]、[反転]、または [削除] を実行できます。ショートカット メニューの [名前変更] で、選択したストーリーボードの名前を変更することもできます。ショートカット メニューには、複数列レイアウトのスコープ内のすべてのストーリーボードが含まれます。ショートカット メニューのサイズを変更したり、一覧の上部にある検索テキスト ボックスに従って一覧にフィルタを適用したりすることができます。ストーリーボード ラベルは、ストーリーボードのプロパティを変更する場合のストーリーボード セレクタとして機能します。この機能の使用方法については、「ストーリーボードを開くまたは閉じる」および「ストーリーボードの作成、変更、または削除」を参照してください。

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ストーリーボードおよびキーフレームのプロパティ

Expression Blend 2 には、[プロパティ] パネルでストーリーボードおよびキーフレームのプロパティを設定する新機能があります。ストーリーボードを選択している場合、プロパティの設定により、反復動作を変更したり、最後まで到達したら動作を反転させたりすることができます。これらのプロパティを変更するには、ストーリーボード ラベルをクリックする必要があります。この機能の詳細については、「サイクルの最後で繰り返しまたは反転させるためのストーリーボードの変更」および「ストーリーボードの複製または反転」を参照してください。

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キー スプライン エディタ

新しいキー スプライン エディタを使用してキーフレーム間のイージング動作を変更することで、より写実的なアニメーションを開発できます。ストーリーボードで 1 つまたは複数のキーフレームを選択すると、[プロパティ] パネルの [イージング] にキー スプライン グラフィカル エディタが表示されます。グラフに端点をドラッグしたり、特定の値を設定したりできます。グラフの x 軸は以前のキーフレームと選択しているキーフレームとの時間間隔を表し、y 軸はアニメーション化されているプロパティの値を表します。キー スプラインは、リソースに変換して他のキーフレームに適用することにより再利用できます。この機能の詳細については、「キーフレーム間のアニメーションの補間の変更」を参照してください。

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頂点のアニメーション

Expression Blend 2 には、線上の個々の頂点 (ポイントと接線) をアニメーション化する新機能があります。以前は、アニメーション記録モードで頂点を変更すると、オブジェクトの元のシェイプが完全に変更されました。現在では、パス上の個々の頂点のアニメーション化、線分とベジエ セグメントとの変換、既存アニメーション パスへの頂点の追加を行うことができます。この機能の詳細については、「パスまたはクリッピング パス上の点のアニメーション化」または「パスの頂点のアニメーション化」のクイック スタートを参照してください。

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クリップ パスを編集およびアニメーション化する

Expression Blend 2 で、アートボード上に作成したクリッピング パスを変更できるようになりました。クリッピング パスの個々の頂点をアニメーション化したり、元のオブジェクト パスを失わずにクリッピング パスを解除したりもできます。この機能の詳細については、「クリッピング パスの適用、変更、または削除」および「パスまたはクリッピング パス上の点のアニメーション化」を参照してください。

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描画ブラシ リソースの編集

Expression Blend 2 では、既存の描画ブラシ リソースを変更できるようになりました。その手順は、[リソース] パネルからアートボードに描画ブラシをドラッグし、ショートカット メニューで [描画ブラシをキャンバスにコピー] を選択し、キャンバス上の描画ブラシの部分を変更してからキャンバスを右クリックし、キャンバスを描画ブラシ リソースに再度移動またはコピーします。この機能の詳細については、「描画ブラシ リソースの作成または変更」を参照してください。

Cc294722.alert_note(ja-jp,Expression.10).gifメモ :

描画ブラシ リソースなどのリソースは Silverlight 1.0 ではサポートされていません。

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階層リンク バー

Expression Blend 2 では、アートボードの上に階層リンク バーを表示できます。これにより、テンプレート階層を移動するときに階層内の場所を把握しやすくなりました。また、階層リンク バーを使用すると、テンプレートやスタイルを編集するときに編集スコープをすばやく切り替えることができます。階層リンクには選択したオブジェクトが示されます。テンプレートをボタンなどのオブジェクトに適用する場合、階層リンク項目のドロップダウン矢印をクリックして、オブジェクトに対して実行可能な操作 (ボタン テンプレートの編集など) を表示できます。オブジェクトのスタイルまたはテンプレートを既に編集済みの場合、以前に編集したスタイルおよびテンプレート項目を表す追加項目が階層リンクに表示されます。これにより、オブジェクト上でどのスタイルまたはテンプレートが編集済みであるかを簡単に確認し、編集スコープをすばやく切り替え、変更する箇所を正確に把握することができます。この機能の詳細については、「階層リンク バーを使用したスタイル階層内の移動」を参照してください。

Cc294722.alert_note(ja-jp,Expression.10).gifメモ :

Silverlight 1.0 プロジェクトを開いているときは階層リンク バーを使用できません。

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フォントの埋め込み

Expression Blend 2 には、プロジェクト内にフォントを埋め込むための新機能があります。これにより、フォントをアプリケーションに取り込むことができます。埋め込みにより、ユーザーがアプリケーションを実行したときに、開発者がアプリケーション用に選択したフォントが確実に表示されます。通常、Expression Blend で選択できるほとんどのフォントはユーザーが既に持っているフォントなので、埋め込む必要はありません。ただし、選択したフォントがユーザーのシステムにない場合、また、そのフォントをプロジェクトに埋め込んでいない場合は、既定のシステム フォントがユーザーに表示されます。

フォントを Expression Blend アプリケーションに埋め込むには、新しい [フォント マネージャ] ダイアログ ボックスを使用できます。このダイアログ ボックスは [ツール] メニューから使用できます。また、テキスト コントロールを選択したときに [プロパティ] パネルの [テキスト] に表示される [詳細プロパティ] セクションからも使用できます。Expression Blend 2 は、.ttf、.ttc、.otf、および .tte ファイルに含まれる埋め込みフォントをサポートします。Microsoft 外字エディタを使用して、.tte ファイルに独自のカスタム文字を作成できます。

Cc294722.alert_note(ja-jp,Expression.10).gifメモ :

フォント埋め込みは、Silverlight 1.0 ではサポートされていません。

この機能の使用方法については、「アプリケーションへのカスタム フォントの追加」、「アプリケーションへのフォントまたはフォント サブセットの埋め込み」、および「フォント マネージャを開く」を参照してください。WPF アプリケーションへのフォントの埋め込み方法については、MSDN の「アプリケーションでのフォントのパッケージング」を参照してください。

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アプリケーションでフォントの埋め込み、サブセットの埋め込み、またはフォントの再配布を行う場合は、フォントに対して必要なライセンスを取得していることをユーザーの責任において確認する必要があります。

Expression Blend に付属しているフォントについては、マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項 (EULA.language.rtf) ファイルですべてのライセンス条項を参照してください。その他の市販フォントについては、Microsoft 文字体裁についての Web サイト (英語の可能性あり) を参照してください。この Web サイトでは、カスタマイズ作業に必要なフォント ベンダの特定に役立つ情報も提供されています。

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Expression Design からのインポート

Expression Blend 2 では、Expression Design 2 プロジェクトから生成された XAML コードと共にアセット ファイルをインポートできるようになりました。たとえば、イメージなどのアセット ファイルが添付されている Expression Design 2 プロジェクトから XAML をエクスポートすると、Expression Design 2 は XAML ファイルを生成し、<プロジェクト名>_files という名前のフォルダを作成し、このフォルダにアセット ファイルをコピーします。Expression Blend 2 で [既存のアイテムを追加] コマンドを使用してプロジェクトに XAML ファイルを追加すると、<プロジェクト名>_files フォルダも自動的に追加されます。この機能の使用方法については、「Expression Design からエクスポートされた XAML のインポート」または「Expression Design 2 からのアセットのインポート」のクイック スタートを参照してください。

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デザイン時のサイズ プロパティ

Expression Blend 2 では、自動サイズが設定されたユーザー コントロールの配置を簡単に変更できます (ユーザー コントロールを使用しているドキュメント内ではなく直接アートボード上で変更できます)。Expression Blend の以前のバージョンでは、[高さ] プロパティおよび [幅] プロパティが [自動] に設定されているユーザー コントロールを開くと、オブジェクトは既定の高さおよび幅 (20) でアートボードに表示されますが、このバージョンでは、ユーザー コントロールのルート ノードを選択したときに表示される新しいサイズ変更ハンドルを使用して、デザイン時の高さと幅を設定できるようになりました。これらの値は、XAML ドキュメントのルート ノードの次のデザイン専用プロパティに格納されています。

d:DesignWidth=”100” d:DesignHeight=”100”

この機能の使用方法については、「ユーザー コントロールのデザインタイムのサイズの変更」を参照してください。

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プロジェクトのコピー

[ファイル] メニューの [ソリューションのコピーを保存] をクリックして、Expression Blend 2 のプロジェクトおよびサイトのコピーを作成できるようになりました。これらのコピーは、作業中のプロジェクトまたはサイトの正確な複製です。作業中のバージョンを開いたままで、これらのコピーをディスクに保存します。この機能の使用方法については、「プロジェクトの複製の作成」を参照してください。

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単一ソリューションへの複数プロジェクトの追加

Expression Blend 2 で WPF プロジェクトを作成すると、ソリューション ファイルが自動的に作成されます。このソリューション ファイルは Visual Studio 2008 と互換性があります。Expression Blend 2 では、[プロジェクト] パネルでソリューションの名前を右クリックし、[新しいプロジェクトの追加] または [既存のプロジェクトを追加] をクリックして、ソリューションに複数のプロジェクトを追加できます。また、参照をソリューションにコピーせずに既存のプロジェクトに追加することもできます。それには、[プロジェクト] パネルで [参照] フォルダを右クリックし、[プロジェクト参照の追加] をクリックします。この機能の使用方法については、「ソリューションへの新規または既存のプロジェクトの追加」を参照してください。

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メディアのドラッグ アンド ドロップ

ドキュメントを開いているときに、Expression Blend 2 の外部からメディア ファイルをドラッグして、アートボードにドロップすることで、メディアをプロジェクトに組み込むことができるようになりました。メディア ファイルは自動的にプロジェクトに追加されます。ファイルを [プロジェクト] パネルにドラッグしてプロジェクトに追加することもできます。この機能の使用方法については、「プロジェクトへのイメージ、オーディオ、またはビデオ ファイルの追加」および「作業中のドキュメントへのイメージ、オーディオ、またはビデオ ファイルの挿入」を参照してください。

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オブジェクトの操作

Expression Blend 2 では、Ctrl キーを押しながらオブジェクトをドラッグして、オブジェクトを複製できます。また、オブジェクトを選択し、アートボード上でサイズ変更ハンドルを使用して、同時に複数のオブジェクトのサイズ変更、拡大縮小、回転を行うこともできます。選択した複数のオブジェクトを回転中心の周囲で回転させることもできます。この機能の使用方法については、「オブジェクトのコピー、切り取り、貼り付け、または削除」を参照してください。

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キーボード ショートカット

Expression Blend 2 では、複数のキーボード ショートカットが更新され、Expression Design のキーボード ショートカットとの統一性が強化されました。更新されたショートカットの一覧については「キーボード ショートカット」を参照してください。

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パネルの [閉じる] ボタン

[プロジェクト] パネル、[プロパティ] パネル、および [リソース] パネルには、フローティング パネルまたは固定パネルのいずれの場合も、右上隅に [閉じる] ボタンが追加されました。これらのパネルを [ウィンドウ] メニューで開くこともできます。引き続き、Tab キーまたは F4 キーを使用して、すべてのパネルを同時に切り替えることもできます。

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新しい 3D オブジェクトのサポート

.NET Framework 3.5 では、新しい 3D オブジェクトが導入されました。Expression Blend 2 のアセット ライブラリには、この新しい 3D オブジェクトは含まれていません。ただし、XAML を手動で変更することによって、または Visual Studio 2008 を使用してオブジェクトを追加し、Expression Blend でプロジェクトを開くことによって、新しい 3D オブジェクトを使用できます。新しい 3D オブジェクトが Expression Blend で認識され、3D ガイドを使用してシーン内の各オブジェクトを調整できます。

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ビルド オプション

Expression Blend 2 の内部でビルドすると、$(BuildingInsideExpressionBlend) プロパティが true に設定されます。プロジェクト内または .targets ファイル内でこのプロパティを使用して、Expression Blend でのプロジェクトのビルド方法を変更できます。Visual Studio でのこのシナリオのサポート方法については、「Visual Studio の統合 (MSBuild)」を参照してください。

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検索テキスト ボックス

[プロパティ] パネル、[アセット ライブラリ] ウィンドウ、および新しいストーリーボード ピッカーの検索テキスト ボックスの横に表示されていた [検索] ラベルは、検索テキスト ボックスの内部に表示されるようになりました。ユーザーが検索テキスト ボックスにキーワードの入力を開始すると、[検索] テキストは非表示になります。

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関連項目

概念

情報とコミュニティのリソース

その他のリソース

Microsoft Expression